8月2日に通信大手のAT&T(T)からの配当を受領しました。
今回の配当は前回同様1株当たり0.2775ドルとなっています。
この銘柄を初めて購入したのが2012年。
その後2018年には自社株を売却した資金で大量買いし現在に至ります。
現在までの配当の積み上がり状況ですが総配当受領額は271万円にも達していますが、投資回収率の方は多額の買い増しをしたことで約22%といまだ低い状況となっています。
AT&Tと言えば、ワーナーメディア事業のスピンオフに伴い前回それまでの1株当たり0.52ドルから0.2775ドルへと47%もの大減配を実施した銘柄。
直近の業績ですが、現地時間の7月21日に発表した第2四半期決算は、売上は前年同期比で17.1%もの減収となりましたが、減収の主な理由は前期に行ったビデオ事業売却の影響によるもの。
メインの通信事業は199億ドルと前年同期比で5.2%の増収。うち携帯事業は4.6%増と好調でした。
その結果売却した事業等の影響を除いた実質的な比較では前年同期比で2.2%の増収となっています。
そして注目の携帯電話の後払い契約者数は81万3000件の純増と好調を維持。アナリスト予想を大幅に上回っています。
しかし利益の方は会計基準ベースの1株利益(継続事業)が前年同期の0.76ドルから0.59ドルへと2割以上の減益。
また特殊要因を除いた調整後1株利益でも残念ながら前年同期比で11%の減益に終わっています。
但しアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
現在のこの銘柄の大きな懸念事項と言えば通年のフリーキャッシュフロー予想をこれまでの160億ドルから140億ドルへと20億ドル(約2800億円)下方修正したこと。
但し、すでに大減配を実施しているAT&Tの場合、下方修正した140億ドルのフリーキャッシュフローでも現在の配当金は十分維持できるレベル。
ということで、とりあえずホールドしますが、次回第3四半期決算でさらに下方修正するようであれば
いよいよ売却を視野に入れねば。
と考えているところです。
(配当貴族銘柄から陥落した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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