現地時間の10月12日、食品大手のペプシコ(PEP)が第3四半期決算を発表しました。
前回の2022年第2四半期では、売上、利益ともにアナリスト予想を上回ったわけですが、原材料費等の上昇が続く中、果たして好調を維持できているのか?、そして通期予想は?、ということで早速確認。
その概要は以下のとおり。
まず売上高は食品(フーズ)事業における数量減少はあったものの値上げにより前年同期比で8.8%の増収。
これを以下セグメント別データ(-3%の為替や買収等を除いたより実力値を表すNON-GAAPベース)で見ると、第2四半期同様すべてのセグメントで増収となっている状況が見て取れます。
また利益の方も原材料費上昇等により原価率は悪化したものの好調な売上等により約2割の増益。
さらに減損、リストラ費用や税務調査に関する税制優遇関係等の影響等のいわゆる特殊要因を除いたNON-GAAPベースでも以下のとおり10.1%の増益となっています。
そして売上、利益ともにアナリスト予想(FactSet consensus) を上回りました。
最後に注目の2022年通期予想(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり売上は前回予想を2%上回る12%の増収、また調整後1株利益も2%アップの10%増益とともに2%上方修正しています。
以上、ドル高と原材料費上昇等の厳しい環境にあって当方の予想を大きく超える好決算となりました。
ということで、
売上○、利益○、予想〇=ホールド
です。
(原材料費等の増加と戦う銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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