決算発表

AT&T vs ベライゾン 2021年第3四半期決算から見えるもの

通信大手のライバル、AT&Tとベライゾンの第3四半期決算はすでにリリースされており、AT&Tの決算については昨日お知らせしたとおりです。

AT&Tの2021年第3四半期決算 売上△、利益〇、予想△ = とりあえずホールド通信大手のAT&T(T)が現地時間の10月21日に第3四半期決算を発表しました。 まずは決算概要(会計基準ベース)は以下のとおり。...

今回はベライゾンの決算内容の記事にしようかとも思ったのですが、AT&Tと比較してみることにしました。

まずは特殊要因を除外した調整後一株利益の前年同期比の比較から。

御覧のとおりベライゾンが前年同期比で12.8%増、そしてAT&Tが14.5%増とともに二けた増益と好調。

続いて調整後一株利益のアナリスト予想との比較は以下のとおり。

こちらの方はベライゾンが2.9%増、そしてAT&Tが11.5%増の二けた増とAT&Tがアナリスト予想を大きく上回っています。

そして(ポストペイド型)携帯契約者数の純増。

ベライゾンの429,000人増に対しAT&Tが928,000人増とAT&Tが2倍以上の増加となっている状況が見て取れます。

最後に(ポストペイド型)携帯契約の解約率。

こちらはベライゾンの0.67%に対しAT&Tが0.72%とベライゾンの解約率が低い状況ですが、その差はそれほど大きくありません。

現在の配当利回りは以下のとおり。

実際のAT&Tの配当利回りは8.2%と8%を超えているわけですが、ご存じのとおりこの銘柄は来年大幅な減配となる予定ですので、今回は45%程度の減配をすると予想した場合の利回り比較としています。

御覧のとおりあくまで予想数字ですが両社は拮抗しています。

AT&Tが減配を発表したということで、当方の場合減配前にこの銘柄を手放すかどうかを真剣に考え始めているわけですが、第3四半期決算だけに限って言えば単純にライバルベライゾンに鞍替えするのもどうかな?

というのが正直なところ。

まだまだ時間はありますので、いろいろと悩みたいと思います。

(来年減配が確定している銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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