早速ですが4月末現在の増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株(米国株)の2020年以降の増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、現在21銘柄を保有している当方ですが、4月に増配タイミングを迎えた銘柄は以下4銘柄。
・プロクター & ギャンブル
・ジョンソン&ジョンソン
・サザン
・IBM
まず一般消費財メーカー大手のプロクター & ギャンブルが4月9日配当のお知らせをリリース。
発表内容は、2024年4月19日営業終了時点の普通株式株主に対する5月15日(もしくはそれ以降)支払いの配当は1株当たり1.0065ドルとなる。
というもの。
これまで1株当たり0.9407ドルでしたから7%の増配となりました。
今回の増配でなんと68年連続増配達成。
さらにこの銘柄の場合1890年(日本では明治時代です)の会社設立以来、134年連続で配当を支払い続けている。
という事実も見逃してはいけません。
そして4月16日にはヘルスケア大手のジョンソン&ジョンソンが配当のお知らせをリリース。
その内容は、四半期配当をこれまでの1株当たり1.19ドルから1.24ドルへ4.2%増配し、62年連続の増配としたというもの。
ただこれまでジョンソン・エンド・ジョンソンは毎年5%を超えるレベルを維持し続けて来たわけですが、残念ながら今回は5%を下回る結果となってしまいました。
しかし当方、今回の増配はある意味価値ある増配と考えています。
その理由ですが、今回はケンビューとして上場した消費者向け事業のスピンオフ後である、つまり一つの事業を失った後での増配だったから。
あらためてこの銘柄の底力を認識することとなりました。
さらに4月22日には公益事業銘柄のサザンが配当のお知らせをリリース。
その内容は、前四半期比2セント増の1株当たり72セントの四半期配当を支払うというもの。
残念ながらこれで2016年以降四半期で2セント、年間8セントの増配を継続することとなったこの銘柄ですが、これで23年連続増配達成。
しかもこの銘柄は「1948年以降76年に渡り1度たりとも減配をしていない。」という事実は評価に値すると考えています。
そして継続と言えばIBM。
4月30日に発表した配当のお知らせは、(これまでの1株当たり1.66ドルから)1.67ドルへ1セント増配するというものであり、これで2021年以降は毎年四半期ベースで1セント(増配率はわずか0.6%)、年間4セント増配の継続となりました。
但したとえ1セントでも増配は増配。
さらにこれで29年連続増配を継続。
当方の場合現在この銘柄が米国株全体に占める割合は1%にも満たないこともあり、保有を継続するつもりです。
今さらですがインカムゲイン投資家の目指すところは配当の増加。
そして配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
こうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、今後もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そして「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートとともに、この作業を続けることが銘柄選びのヒントになると信じています。
(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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