IBMが現地時間の1月28日、配当のお知らせをリリースしました。
その内容ですが、2月10日時点の株主に対して3月10日に1株当たり1.62ドルを支払うというもの。
この銘柄の通常の増配タイミングは6月の支払い時、ということで当たり前の話ですが今回も前回12月支払い時と同額となっています。
IBMと言えばバフェットが一時大量保有したものの、そのパフォーマンスの悪さに失望し見切りをつけた銘柄。
そしてバフェットの見立てどおりここ最近の業績は完全に頭打ちの状況。
特に今後の成長が期待されるクラウドの分野ではマイクロソフトとアマゾンの姿がどんどん小さくなっている。
そんな中1月21日に発表した第4四半期決算では明るい話題も。
注目の売上高が前年同期比で0.1%、為替の影響を除いた場合でも0.1%の増加と久しぶりの増収を達成。
そして人工知能(AI)のワトソンを含むクラウド&コグニティブ・ソフトウェア部門が8.7%増。
さらにクラウドの売上は21%増と好調を維持。
そして当方が最も注目している営業キャッシュフローマージンも決して衰えてはいない。
またこの銘柄の不安要素の一つは340億ドルというレッド・ハットの巨額買収で膨れ上がった有利子負債のわけですが、こちらはレッド・ハット買収完了時と比較すると約100億ドルの減少ということで順調に負債を減らしています。
ということで、当方は昨年の11月から3ヶ月連続で買い増しを行ってきました。
ここ最近の増配率は業績そのものを表しているといわざるを得ない状況。
ではありますが、
IT銘柄でありながら1916年から100年以上の長きに渡り四半期配当を支払い続けている。
という事実を見逃すわけにはいかない。
ということで今後も買い増しのスタンスに何ら変わりはありません。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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