配当

コカ・コーラが配当のお知らせをリリース この銘柄が「いつかは買いたい銘柄」の一番手であり続ける理由

コカ・コーラが現地時間の7月16日に配当のお知らせをリリースしました。

その内容ですが、9月15日時点の株主に対し、10月1日に1株当たり41セントを支払う。

というもの。

コカ・コーラの通常の増配タイミングは4月の支払い時、ということで今回も金額の変更、つまり増配はありません。

そのコカ・コーラと言えば、58年連続増配を続ける代表的なインカムゲイン銘柄。

ですが、ここ最近の増配率を見るとライバルペプシコの後塵を拝しているどころか右肩下がりの状況となっています。

ただ以前から当ブログで書いているとおり、この銘柄は「いつかは買いたい銘柄」としてずっと購入機会を伺っている銘柄。

(残念ながら自ら設定した最低4%という配当利回りになかなか届いてくれないため購入には至っていませんが。)

もちろんその理由の一つに前述した58年連続増配というペプシコの48年連続を上回る輝かしい実績があることは否定しません。

しかしそれ以上に重要なのが、その配当をもたらす稼ぐ力。

そう、営業キャッシュフローマージン。

こちらに目を転じると、増配率とはうって変わり、コカコーラがじわじわ右肩下がりを続けるペプシコを圧倒している状況となっているのです。

これまでかたくなに保有を続けているバフェットも、やはりその事業価値を高く評価していることは間違いありません。

もちろん今回の新型コロナウィルス流行で巣ごもり消費での需要が見込めるスナック事業等を保有するペプシコとは違い、飲料事業に特化するこの銘柄が厳しい状況に置かれていることは間違いありません。

特に間もなく発表される第2四半期決算はかなり厳しい数字となることは覚悟しておかねばなりません。

ただ人類はいつか、いや近い将来きっと今回の新たな病を克服する、と信じています。

その前提に立った時、当方の中で、

「いつかはコカコーラ。」

この思いが変わることはないでしょう。

(営業キャッシュフローのみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. しま より:

    いつも興味深くブログ読まさせていただいております!
    しまと申します。

    利回りが4%を超えてからとありましたが、増配銘柄ですし、購入して2〜3年保有して、購入価格から4%超えを目指す、という考え方はどう思いますか?(コロナの暴落でも4%行かなかったし、難しいのかなというのもあります)

    私自身、配当利回りは手取りで3.5%以上を目安にしていますが、それだと購入が難しい銘柄をそのようなスタンスで購入しているので、気になった次第です(PGやJNJなど)

    • naobito より:

      しまさん
      コメントありがとうございます。
      しまさんが当方よりはるかにお若く、投資期間をはるかに長く取れるという前提でお話しすれば、しまさんの投資方法は極めて合理性があると考えます。
      当方がPGやJNJを購入したのは今から10年以上前であり、毎年増配を重ねることで現在の配当利回りは購入価格ベースで税前でPGが5.5%、JNJが6.6%に達しています。

      • しま より:

        返信ありがとうございます!
        http://blog.damesara.boo.jp/?eid=1233438
        も拝見させていただきましたが、利回りがすごいですね!
        私も普段ブログでは購入額に対しての利回り、回収率で掲載しているので、同じ感覚で大変嬉しいです。
        https://casualgain.com/archives/1571.html

        私は現在30代半ばなので、それほど投資期間は長くないと思いますが、着実に利回りが上がるように、これからも愚直に積み立てていきたいと思います。

        これからも楽しみにしております!

        • naobito より:

          しまさん
          まだ30代半ばであれば投資期間は十分長く取れますので、銘柄の選択肢が広がりますね。
          うらやましいです。

  2. そだお より:

    そうそう、それなんですよ。
    増配銘柄は、買った時に配当率が高くなくても、ずーっと持っていれば配当率が高くなっていくんですよね。
    そこなんですよ。

    そのことについて、正直者さんが書いているのが、

    人生100年時代 老後に笑うのは共働きの正社員夫婦 では大笑いするのは?
    https://naobito.net/who-will-success-the-most/

    であり、

    5%を超える利息が当たり前! こんな商品にどうして投資しないのか不思議でなりません
    http://blog.damesara.boo.jp/?eid=1233438#comments

    です。

    正直者さん、
    5%を超える利息が当たり前! こんな商品にどうして投資しないのか不思議でなりません
    も今のブログに再アップしませんか?

    • naobito より:

      そだおさん
      強力なバックアップ&ネタの提供誠にありがとうございます!
      (常にネタ切れに悩んでおりますので大変助かります。)

  3. そだお より:

    配当金再投資については、私の名前に似た『だるお』さんが、

    現在塩漬け状態の日本銘柄だが極めて鷹揚に構えていられる理由
    https://naobito.net/why-i-do-not-have-to-cut-losses/#comment-974

    のコメント欄で問題提起されていますが、

    これについては、
    才女、『退職金ぶちこみ太郎』さんが、以前記事にされており私もコメントを書いています。

    【米国株の手数料負け】シーゲルの配当金再投資は誰でも可能な投資手法ではない
    http://www.butikomi.tokyo/archives/18465724.html

    ぶちこみ太郎さんも書いているとおり、配当金再投資は種銭が多くなければ成果が出るのに大変時間がかかります。

    ここが悩ましいところです。

    配当金が勝手にチャリンチャリンと増えて入ってくることに無上の喜びを感じる配当金中毒者以外は、たぱぞうさんの言うとおりVTIなどのアメリカのETFを買っておくのがいいのではないかと私も思います。

    ぶちこみ太郎さんに言わせると、正直者さんも、私も、ウイニングチケットさんも変態ですよ。www

    • naobito より:

      そだおさん
      そう、我々は皆変態。
      但し、当ブログをよくお読みになっているそだおさんであればおわかりのとおり、基本はあくまで市場平均への投資。
      当方の場合まずそれを確定拠出年金でしっかり行ったうえで、個別銘柄投資を楽しんでいるのです。
      尚、我々変態の代表と言えば、やはりこの方でしょう。

      あなたがこれから素晴らしき人生を送るために、「20代、30代必読の書」をご紹介します!

      (尚、だるお氏に関してはそのような事情を全く理解せずその後も否定的なコメントを送って来られたため、勝手ながら出禁とさせていただきました。)

  4. ウィニングチケット より:

    そだおさん、正直者さん、みなさん

    おはようございます(⌒‐⌒)
    ご無沙汰してます。
    株価上昇よりも
    配当金入金増額に執着する
    変態ジャンキーの一人です。

    今朝はバリューが爆発していますね。
    ここのところ、グロースからバリューに
    資金が動いているのがそこかしこに
    見られましたが、
    今朝は持ち株式&狙い目が全て上昇
    してまして、
    代わりにグロースの象徴QQQだけが
    下落するまでに極端なバリュー偏重が見られました。

    バリュー株価上昇で
    指値には全く刺さらなくなってきましたが、、
    JNJ
    PEP
    abbv
    MCD
    あたりに指値網はってますが刺さらなくなって久しいです。悲しい

    仕方ないので、有り余るお小遣いの行き先として
    淡々と積み立てるインデックス投資信託を
    まずは401Kの昇進昇格によるさらなる増額とツィッターの株仲間に教えてもらった
    楽天カード積み立てで楽天証券で1%ポイントバック技で、積み立て枠を増やそうと画策しておる今日この頃です( ^-^)ノ∠※。.:*:・’°☆

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      お元気そうで何よりです。
      ウィニングチケットさんも我々の心強い仲間。
      ただ当方と違うのは、有り余るお小遣いをお持ちなこと。
      こうなると強いですよね。インデックスも良し、個別も良し。
      心にもゆとりがあります。
      そう、このゆとりが投資成功の重要な秘訣だったりするのです。

  5. ひろー より:

    おはようございます。
    なんだかんだ言ってこのような状況でもするすると上昇してしまっていくS&P 500は強いですね。さすがアメリカ。
    基本は市場平均への投資というのに同意です。
    当方の会社では確定拠出年金制度がありませんので、NISA口座は基本VOOで埋めています。(一部端数は投資信託にしていますが。。。)
    その上で自分のポートフォリオに色を付けるという意味で個別株を楽しむといいんじゃないでしょうか。

    最近ポートフォリオをちょくちょく見返していて、そういえばゲーム関連がないなーと思ったので騰訊を買い付けてみました。
    当方の古巣が2014年に騰訊と資本提携をしたので気になってはいたんですよねー。
    このような不安定な状況でもしっかりとしたキャッシュフローを持った会社に投資して熟睡したいものです。

    結局は持っていて不安になりにくい銘柄の比重を重くする、という感じでいいのではないでしょうか。

  6. そだお より:

    変態の代表にされてしまった三菱サラリーマンこと穂高唯希さんですが、Amazonでのレビューが厳しいですね。
    やっぱり変態だからかな?

    私は穂高さんの「積極的な諦観」というフレーズが好きで、本の中でも探しましたが、148pに「積極的なあきらめ」と出てきます。
    私的に一番読み応えがあったのは94pでしたが、一番笑ったのは83-84pにかけてです。穂高さん言い切っています。www

    我々配当金再投資族にとっては176pからがポイントで、自分にとって心地よい投資法が配当金再投資になると、変態!ということになるようです。

    • naobito より:

      そだおさん
      穂高さんの本は83pのコンビニや176pの心地よく楽しい投資法を含め非常に共感できる部分が多く、個人的には星5つでも足りない位に思っていたのですが、アマゾンのレビュー厳しかったんですね、知りませんでした。
      やはり節約の手法を含めその極端な姿勢が変態ととられたんでしょうかね?
      穂高さんのような生き方って今の若い方には受け入れられないんでしょうかね?
      それとも単なる成功者・エリートに対するねたみでしょうか?
      あるいはその自信たっぷりな物言いが気に障った?
      ちょっと極端ですが、日々その地位を低下させている日本がグローバル競争で勝ち抜き、以前のような輝きを取り戻すにはいかに彼のような人物が多く現れるかだと思っています。
      その意味でももし若い方が否定的なレビューを書いているのなら非常に残念です。
      今回穂高さんからのご厚意で献本いただいたから好意的な記事を書いたわけでは決してなく、純粋に素晴らしい内容の本だと思うんですけどね~。

  7. そだお より:

    こんばんは

    私も階段派ですけど、節約の手法が極端だとは私も思います。
    Amazonのレビューは成功者・エリートへの妬みもありそうですが、
    若い人、特に穂高さんに似た優秀な人に穂高さんへの共感者が多い気が穂高さんのTwitterを見ているとします。
    類は友を呼ぶのでしょうか?
    若い人が否定的という気は私はしません。

    穂高さんのような人が多くあらわれると、日本はグローバル競争で以前のような輝きを取り戻すかもしれませんが、穂高さんのような人なら、輝きを取り戻す前にFireしてしまいそうですね。

    ところで179pの心地よい投資手法。
    正直者さんならどんな文章になりますか?

    • naobito より:

      そだおさん
      若い人の中でも評価が二分している、ということでしょうかねぇー。
      優秀な人に共感者が多いということであれば、やっかみでの低評価もありそうですね。
      179pの文章ですが、執筆依頼が来たら考えます。(大笑い)

  8. そだお より:

    正直者さんこんばんは

    結果を出したブロガーさんの出版が続いてますもんね。
    正直者さんの、私の投資履歴書は参考になります。
    正直者さんの本が出た時を楽しみにしておきます。

    自分の投資法を文章にしてみるというのはいいですね。
    私はリートやインフラファンドは考えてないということに気がつきました。

    • naobito より:

      そだおさん
      参考にしていただきありがとうございます。励みになります。
      実は投資履歴は個人的に一番読んでいただきたい記事なのですが、そだおさんのような奇特な方はなかなかおられないようで残念です。

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