決算発表

ギリアド・サイエンシズの2022年第2四半期決算 売上〇、利益×、通期予想〇 =ホールド

バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)が現地時間の8月2日に第2四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

売上は前年同期比で1%の増収と微増。

売上の明細は以下のとおり。

前年同期比で新型コロナ治療薬のVeklury(レムデシビル)とHCV(C型肝炎治療薬)は大きく減少したものの、主力のHIV製品(エイズ治療薬)が7%の増収、そしてCell Therapy(細胞治療薬)、Trodelvy(乳がん治療薬)が大きく伸びている状況が見て取れます。

一方利益の方ですが、会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)、特殊要因を除いた調整後1株利益ともに二ケタの減益に終わっています。

その理由ですが、会計基準ベースの1株利益に関してはドラゴンフライ・セラピューティクス社との共同研究に関連する仕掛研究開発費の増加等のため。

また特殊要因を除いた調整後1株利益に関しては上記の他、HIV治療薬のビクタルビに関するロイヤリティ費用計上のためです。

そしてアナリスト予想との比較では以下のとおり売上は予想を上回ったものの、調整後1株利益は予想を下回る結果となっています。

最後に2022年の通期予想ですが以下のとおり前回予想を売上、調整後1株利益ともに上方修正しています。

以上、利益の方はさえない結果となったこの銘柄ですが、第1四半期に続き会社が期待を寄せるCell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん治療薬)の売上が大きく伸びている点も考慮し、この銘柄の保有を継続します。

ということで、売上〇、利益×、通期予想〇=ホールド

です。

(もはや新型コロナ治療薬には頼れなくなった銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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