米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)が現地時間の3月23日に2023年第3四半期決算を発表しました。(尚、ダーデン レストランツの決算期は5月となっています。)
企業概要
ダーデン・レストランツは米国のレストラン・チェーン運営企業。
米国とカナダで約1,500店舗を展開する。
直営レストラン名はイタリア料理「オリーブ・ガーデン」、ステーキハウス「ロングホーン」、高級レストラン「キャピタル・グリル」や「シーズンズ52」、その他「ヤード・ハウス」、「バハマ・ブリーズ」など。
本社所在地はフロリダ州オーランド。
(YAHOOファイナンス)
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で14%の増収。
これをセグメント別に見ると以下のとおり第2四半期同様メインのイタリア料理「オリーブ・ガーデン(Olive Garden)」、ステーキハウス「ロングホーン(LongHorn Steakhouse)」を始めすべてのセグメントで13%から14%の二ケタ増収となっている状況が見て取れます。
さらに既存店売上ベースも以下のとおり全セグメントで二ケタ増収となっており好調を維持している状況が見て取れます。
続いて利益ですが、1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の1.93ドルに対して2.34ドルと21%の増益、また表にはありませんが営業利益ベースでも営業費用は増加したものの売上増加等により増益となっています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、1株利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の2023年の通期予想は以下のとおり。
売上は前回予想の103億ドル~104.5ドルから104.5億ドル~105億ドルへと上方修正、また1株利益(潜在株式調整後)は7.60ドル~8.00ドルから7.85ドル~8.00ドルとしており、下限値を引き上げています。
また自社株買いですが、この四半期中に約9千万ドル分の自社株買いを実施。
今後6.87億ドルの自社株買いを予定しています。
以上、原材料費、光熱費、人件費上昇の中、第2四半期に引き続き大健闘の決算と言えるのではないでしょうか。
ということで、売上〇、利益〇、予想△+自社株買い継続
でホールドです。
(たとえどんな理由があろうとも、2020年に大減配を実施した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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