米国で「チョコレートと言えばハーシーズ」でお馴染みのハーシー(ズ)(HSY)が現地時間の10月30日に2025年第3四半期決算を発表しました。
ハーシー(Hershey Co)はスナック会社である。
【事業内容】
北米菓子、北米塩味スナック、インターナショナルの3つのセグメントで運営される。
北米菓子セグメントは、米国とカナダで伝統的なチョコレート菓子及び非チョコレート菓子市場で地位を確立する。
北米塩味スナックセグメントは、米国での塩味スナック製品を担当する。
主な製品は、チョコレート菓子及びチョコレート以外の菓子製品、ガム及びミントのリフレッシュメント製品及びプロテインバー、ベーキング材料、トッピング及び飲料などのパントリーアイテム、スプレッド、バー、スナックバイトやミックス、ポップコーン、プレッツェルなどのスナックアイテムを提供する。
「Hershey’s」、「Reese」、「Kisses」、「Kit Kat」、「Jolly Rancher」、「Twizzlers」、「Ice Breakers」などの90を超えるブランド名で、及び「SkinnyPop」、「Sour Strips」、「Pirate’s Booty」、「Dot’s Homestyle Pretzels」などの塩味スナックを含む製品を世界80か国以上で販売・流通する。
(SBI証券より)
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
売上は、販売数量は若干の増加に終わりましたが価格が約6%上昇したことが牽引役となり、前年同期比6.5%の増収。
そして利益ですが主に原材料費および関税コストの上昇、製品構成の悪化等により会計基準ベースの1株利益は前年同期比38.2%減、そして特殊要因を除いた調整後1株利益は、前年同期の2.34ドルに対して1.30ドルと44.4%の減益に終わっています。
次にアナリスト予想との比較ですが、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回りました。
最後に注目の2025年通期見通しですが、前回見通しの売上高成長率:少なくとも2%、1株利益成長率:約50%の減少、調整後1株利益成長率:36%~38%の減少に対し、売上高成長率:約3%、1株利益成長率:48%~50%の減少、調整後1株利益成長率:36%~37%の減少と若干ですが見通しを引き上げています。
以上、第3四半期は売上は伸びたものの、3割を超える減益となり、通期予想は引き上げたとは言え冷静に見れば大幅な減益見通しとなっていますが、
・(最近下落傾向にあるとは言え過去に比べれば)カカオの原材料コストの高止まり
・関税費用の大幅な増加
・消費支出の減少
というこの銘柄に限らず業界全体が直面するいわゆる三重苦を抱えている状況を考えれば十分及第点と言えるのではないか、
と考えています。
ということで、
実績✕、対市場予想〇、通期見通し〇=保有継続
です。
(下落傾向にあるとは言え依然カカオ価格高騰と関税に苦慮する銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
![]()
にほんブログ村


何十年後もみんなチョコ食べてますから大丈夫ですね
メロリンさん
こんにちは。
御意(笑)