銘柄研究

インテルがメモリーチップユニットを100億ドルで売却 報道を投資家が大歓迎すべき理由

現地時間の10月19日、「半導体メーカーのインテルがメモリーチップユニットを売却することで、近く合意する見通しだ。」とウォールストリート・ジャーナルが報じました。

売却相手は、韓国のSKハイニックス、売却価格は約100億ドル(日本円換算で約1兆540億円)。

尚、この報道に対しインテルの広報担当はコメントを出していません。

今回の売却交渉はインテルが重点的に取り組むパソコンやサーバー向けプロセッサー、つまり主力事業に関連しない部門の売却ということで、主力事業に集中する会社方針に沿ったもの。

現在この銘柄を保有している当方ですが、今回のニュースは大歓迎。

その理由がこちら。

こちらは2020年第2四半期(累計)でのセグメント別の売上と営業利益となりますが、今回対象となっているメモリーチップユニットは太字で示した「Non-Volatile Memory Solutions Group」に属しています。

そしてこのセグメントが全体に占める割合は、

売上で7.6%。

営業利益で2.0%

にしか過ぎません。

さらに注目は営業利益率。

メモリー事業は韓国企業等との競争が非常に厳しく、8.5%とインテルのセグメントの中では最も低い、つまり儲かっていないビジネス。

となれば売却を躊躇する理由はない。

ましてや1兆円もの売却資金を主力部門の新たな技術開発等に投資できる。

インテルは7月23日に回路線幅7ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体技術の開発が予定より6カ月遅れていると公表。

7ナノ技術のチップの発売は2022年末ないし23年の早い時期になると述べ、予定より1年遅れになる見通しを示した事は記憶に新しいところ。

【速報】インテル、次世代製品開発遅れで株価大暴落 で投資家が考えるべきこと半導体大手のインテル(INTC)が現地時間の7月23日、回路線幅7ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体技術の開発が予定より6カ月遅...

すでに7ナノ技術のチップを販売しているライバルアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)との差がさらに開いている状況。

そのキャッチアップのための資金としても使用できる。

ということで、「今しばらくは様子見。」を決めた中年投資家なのでした。

(主力事業の技術で後れを取っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ひろー より:

    こんにちは。

    INTCに関しては、データセンター向けの売り上げが落ち込んでいることから嫌気されて下落していますね。
    https://www.marketwatch.com/story/intels-problems-are-likely-just-getting-started-analyst-warns-as-stock-slides-11603477450
    これに関してはもう記事をしたためている感じでしょうか?
    INTCに関しては、10nmプロセス遅れをカバーするだけのデータセンター向けの売り上げの死守が必須。
    これが難しいとなると株価は下落するでしょうね。
    好配当・成長株投資家&バックエンド・IoTエンジニアとしては、NVDAと6981.Tは購入検討対象になると思っていますが、INTCは様子見継続ですね。
    (銘柄選定が本業の知識に引っ張られるのは面白いですね)

    • naobito より:

      こんばんは。
      インテル、暴落しましたね~。エヌビディアの成長性、将来は誰しもが認めるところ。
      それが100倍のPERとなって表れているとも言えます。
      当方とて購入したいのはやまやまですが、0.1%の配当利回りではさすがに手が出ません。
      一方のインテルですが、そろそろ手仕舞いを考え始めねばならないかもしれませんね。

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