たばこ銘柄のアルトリア(MO)が現地時間の5月19日に年次総会を開催しました。
年次総会では、CEOのビリー・ギフォード氏による、前期2021年通期及び今期2022年第1四半期の業績、そして2022年通期予想についての説明も行われましたが、その内容に当方一安心。
アルトリアの2022年通期予想については4月28日に発表した第1四半期決算において以下のとおり公表されていました。
そして今回の年次総会で説明された数字はと言えば、
調整後1株利益で4.79ドルから4.93ドル。
つまり変更はなかった。(ちなみにアナリスト予想(S&P Capital IQコンセンサス)は4.86ドルとレンジ内となっています。)
折しもターゲット(TGT)やロウズ(LOW)等低調な小売り決算が相次ぎ、いよいよインフレが企業収益を圧迫するとの懸念が強まっている状況下、通常1ヶ月足らずの期間ではあまりないことですが今回の年次総会で通期予想の下方修正発言もあるのでは?
と心配していた。
それが予想を維持した。
さらに言えば、アルトリアの通期予想の数字は下期に利益が増加する計画になっているにもかかわらず、これを維持した。
そしてCEOも説明したとおり、予想の前提には当然以下の状況も考慮されている。
(i)インフレの進行や世界的なサプライチェーンの混乱の影響
(ii)現在および将来の新型コロナウィルス及びその緩和策の影響
(iii)タバコ消費状況、可処分所得、購買パターン、無煙製品の採用など成人タバコ消費者の動向
(iv)規制や法律の進展
(v)ロシアのウクライナ侵攻の影響に関する状況
むろん予想は予想でしかないことなど百も承知。
よって投資家はやるべきことをやるだけ。
それは、毎四半期決算の確認。
これに尽きます。
(袂を分かった兄弟会社と競合し始めた銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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