現地時間の11月16日、2020年9月末時点のバフェット(バークシャー・ハザウェイ)の株式保有状況がSECに開示されていましたので、早速いつものとおり比較表を作成しました。
以下が前回開示の2020年6月末との比較となります。
今回の注目点ですが、まずはバフェットお気に入りの金融株。(黄緑色参照)
こちらはすでに6月末時点でゴールドマン・サックスを売却したことが明らかになったわけですが、今回バンカメ(No.6)は買い増したものの、前回に引き続きJPモルガン・チェース(No.18)やPNC(No.30)、そしてウェルズ・ファーゴ(No.47)を一部売却しており、選別を進めている状況がわかります。
そして個人的に最も注目したのがヘルスケア銘柄。(黄色参照)
今回新たにアッヴィ(No.1)、ブリストル・マイヤーズ(No.10)、メルク(No.26)、そしてファイザー(No.29)と大手製薬銘柄を軒並み購入。
アッヴィとファイザーのホルダーとしてはバフェットが持株を購入し(てくれ)た、ということでうれしい限り。
新規購入と言えば、クラウドベースのデータウェアハウス企業のスノーフレーク(No.34 グレー)とT-モバイル(No.41 グレー)も購入しており、こちらの方はAT&Tホルダーとしては少々残念。
一方日本でもお馴染み、会員制の大型量販店チェーンのコストコ(No.13 ピンク)は業績好調にもかかわらずすべて売却。
ということで、このあたりはバフェットならではの嗅覚、といったところでしょうか?(ちなみにバフェットは現在バークシャーの運用を自ら行っていませんが、目を光らせていることは確かでしょう。)
何はともあれ本リストが皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
<お詫び>
今朝ほど本記事をアップいたしましたが、その際アップル(No.4 水色)を「大幅に買い増し」、と記載してしまいましたが、この期間アップルは1対4の株式分割を実施しており、実際には一部売却の誤りでした。大変申し訳ございませんでした。謹んでお詫び申し上げます。(「通りすがり」さん、ご指摘大変ありがとうございました。)
(バフェットが新規購入した銘柄への妄信的投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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保有銘柄数を減らそうと思って、
BMYを売ろうとしていましたが
再考します。
Rsingballさん
バフェットも神ではない。エアライン銘柄のように失敗もあります。
バフェットを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
盲信はしてませんが、自分よりも遥かに優れているのは間違いないので、参考程度に検討します。
おはようございます。
おぉ、バークシャーはCOST全売却ですか。
V, MA, MCOというアメリカ金融の根幹の銘柄は特に動かしていないみたいですね。
Barrick Goldを減らしているので長期金利の上昇に供えつつ、Goldへのエクスポージャーも維持するという感じに見えますね。
ヘルスケア銘柄に関してはCOVID-19の業績へのプラスを見越してのことなのか、はたまた違うことなのか・・・。
こういう13Fを見ても個々人で懐く印象が違うことから投資って面白いですよね。
投資会社の13Fを見て判断ではなく、自分で10-K, 10-Qを見て投資判断をしたいものです。
ひろーさん
こんばんは。
さすがにこのお方の場合金融銘柄撤退は考えられませんね。
おっしゃるとおり、判断はあくまで年次(四半期)報告書(10-k、10-Q)を見て判断することが何より、と考えます。
アップルは8月に株式分割してるので、その影響を除く必要があります。実際はこの四半期は売却してますよ。
通りすがりさん
おーー、うっかりしていましたご指摘大変ありがとうございました。
深謝します。