投資成功のヒント

「次は何を買おうかリスト」をアップデートしました。(2022年6月末時点) 皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです

早速ですが、定例の次は何を買おうかリスト(2022年6月末時点) を公開いたします。

今月は追加、除外した銘柄はありません。

御覧のとおり配当利回り断トツの1位はたばこ銘柄のアルトリア(MO)。

その利回りは8.6%と他の銘柄より頭一つどころか頭二つ三つ抜け出てる状況。

しかもPERは8.7倍といつものことながら低く人気のない状況。

但しこれらの数字にはちゃんとした理由がある。

その一つが同業、というか兄弟会社とも言えるフィリップ・モリス(PM)がスウェーデンの無煙たばこ大手、スウェディッシュ・マッチに買収提案したこと。

買収提案の目的は、スウェディッシュ・マッチの取り扱うメインの無煙たばこやかぎたばこの販売が米国等でも急成長している。

買収によってフィリップ・モリスは、既存の販売網を手に入れることができることになり、米国での販売を強化することになる。

つまりこれまではアルトリアは米国、そしてアルトリアの旧子会社であったフィリップ・モリスは米国以外、とある程度すみ分けができていた。

それが買収によって競合することになる。

そしてもう一つが米食品医薬品局(FDA)がジュール・ラブズの電子たばこについて、国内での販売禁止命令を出したこと。

ジュール・ラブズと言えばアルトリアが2018年、128億ドルを支払って株式の35%を取得し傘下に収めた会社。

この命令に対しジュール・ラブズは6/24、連邦控訴裁判所に対し、米国食品医薬品局(FDA)による同社の電子タバコの販売禁止を、FDAの禁止措置に対する緊急審査を申請できるまで一時的に阻止するよう要請した。

とは言え、仮にFDAの禁止措置に対する緊急審査を申請できたとしても結果がどうなるかはわからない。

そう、将来に対する不安、それも大きな。

ただでさえたばこ銘柄という健康被害という不安と隣り合わせにある銘柄が更なる不安を一気に複数抱えることになってしまった。

ということで、

単に、

配当利回りが高いから。

PERが低いから。

という理由だけで銘柄選びをすることは決して避けなければならない。

個別銘柄に投資する限りは決算はもとより個々の銘柄を取り巻く環境やリリース内容を十分チェックした上で銘柄選びをしなければならない。

そんなある意味当たり前のことをこのリストを眺めながら再認識しているところです。

何はともあれ、本リストが皆さんの銘柄選びの参考となればこれに勝る喜びはありません。

(本リストやコメントを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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