コラム

同じ騙されるなら、ケフィアではなく私に騙されてみませんか?

オーナー商法で多額の資金を集め経営破綻した「ケフィア事業振興会」の元代表が逮捕された事件で、この会社は経営破綻する前の年には多くの出資者から元本の償還を迫られ支払いが滞っていたことが警視庁への取材で分かりました。

警視庁によりますとこの会社は、経営破綻する前の年の平成29年11月ごろには多くの出資者から元本の償還を迫られ、支払いが滞っていたということです。

(NHKニュースより抜粋)

またまたこの手の事件ですか、、、

今回は、

加工食品のオーナーになれば半年で10%の利子を支払う。

具体的には干し柿やメープルシロップの「オーナー権」を購入すると半年で10%の利息が付いてきます。

というもの。

これで全国の約4万4000人からあわせてなんと2100億円余りを集めていた。

このうち半分近くのおよそ1000億円が返済されないままになっている。

そして被害者の約6割が65歳以上の高齢者。

中には一人で1億円以上も支払った被害者もいるそうな。

それにしてもどうして毎回毎回この手の詐欺にコロッと騙される人が続出するのでしょうか。

もちろんその理由は、お金の教育を受けてないから。

今回の事件についてテレビで、

「そもそも普通に考えても銀行預金の利息がほぼセロのこの時代に10%ももらえるなんてあり得ない。何かがおかしい、と思わないといけません!」

などとお金の専門家を自認する評論家がもっともらしいことを言っていました。

でもちょっと待って下さい。

例えばこんな商品などいかがでしょう。

「もしあなたが私がおススメする商品のオーナーになれば、購入した年に最低でも5%、さらに毎年その利息は増え続け将来は10%の利息をお支払いすることをお約束します!!」

これ、怪しいですか?

「いやいや、怪しいも何もそれってケフィア商法とどこが違うの? 全くいっしょじゃないの!」

って突っ込まれそう。

でもそんな商品が実際あるのです。

しかもケフィアのように途中で配当が支払われなくなるどころか、高齢者が生きている間は配当が支払われる可能性が限りなく高い。

とここまで書けばもうおわかりでしょう。

例えばたばこ銘柄のアルトリア(MO)。

ケフィアがおススメしていた健康商品のまさに対極にある健康被害続出のこの商品。

現在全く人気がなくその配当利回りは7%を超えています。

そして過去の増配率は、と言えば以下のとおり。

もう、すさまじいの一言。

ちなみに当方この銘柄を2008年から保有していますが、配当利回りはすでに10%を超えています。

米国株に投資すればこんな銘柄は他にもたくさんあるのです。

とうことで、

同じ騙されるなら、ケフィアではなく私に騙されてみませんか?

(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. そだお より:

    健康商品のまさに対極にある健康被害続出の商品を(作っている会社を)勧めてる。
    名前も不良(しかも中年)なのに正直者とか方向性が定まっていない。
    大丈夫なのかしら、こんな人を信じて・・・
    しかも最新記事を読むと窓際族だし役職定年でお給料も減るみたいだし・・・

    ケイファは19年で破綻したけど、アルトリアは連続増配年数50年の配当王。
    連続増配銘柄を買い続けると配当利回りはどんどん増えていく。

    人生100年時代 老後に笑うのは共働きの正社員夫婦 では大笑いするのは?
    2018.09.26
    http://blog.damesara.boo.jp/?eid=1232847

    私はこの記事に騙された被害者です。
    いや、こんな記事を紹介したら共犯者になるのかな?
    (投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

    • naobito より:

      そだおさん
      うーん、当方に対する客観的な分析ありがとうございます。
      確かにこれを読むと非常に怪しいですね。(苦笑)
      もちろん信じるか、信じないかはあなた次第。

  2. そだお より:

    正直者さんこんにちは。

    今回の書き込みは正直者さんをがっかりさせてしまいました。
    すいません、度が過ぎました。

    正直者さんは有言実行、ブログに書いたことを実践して素晴らしい結果を出されました。
    ここに至るまで、順風満帆な投資遍歴ではなかったことも正直に書かれています。

    私は正直者さんに教えてもらっておりますよ。
    いずれ配当金で生活ができるようになるべく、毎日2回の投稿(これも凄いことですね)を読んで日夜勉強しております。

    • naobito より:

      そだおさん
      そんなことは全然ありませんので気にしないでください。
      ただどんなに悲惨な投資結果であろうとも包み隠さず正直に公開する。
      これだけはこれからも守ろうと思っていますし、これだけは他のブロガーに負けないつもりです。

    • ウィニングチケット より:

      そだおさん、不良中年さん

      こんばんわ(おはようございます)

      年に数回(数年に一回)のバーゲンセール中につき
      思わず早起き(徹夜ではなくちゃんといつも通り寝ました笑っ)の私です。

      そだおさんのおすすめ記事私も何回も
      読み返しております。
      永久保存版ですね。

      現実的なところでリタイヤ時に
      連続増配株で配当100万あれば
      その100万は全額生活費に使っても
      増配率3%あれば十分毎年毎年追加入金ゼロ
      でもまさかの複利でしっかりさらに
      雪だるまで増えるという
      希望に道溢れた未来を示していただけました。

      ①あくまで連続増配株で配当金100万(注意点!単なる高配当ではない!コレ大事)
      ②配当金は再投資不要。配当金は全額使ってかまわない。
      (連続増配株金の成る木はそのままそのまま、売ってはならない絶対に!コレめちゃ大事)

      • naobito より:

        ウィニングチケットさん
        記事を読み返していただきありがとうございます。
        リタイア時100万円の配当があるだけで老後の生活が全然違ってくる、と思っています。
        それが200万になり300万になれば、為替(円高)の影響も気にならなくなるのではないでしょうか。

  3. そだお より:

    正直者さん、ウィニングチケットさん こんばんは

    >連続増配株で配当100万あれば
    >その100万は全額生活費に使っても
    >増配率3%あれば十分毎年毎年追加入金ゼロ
    >でもまさかの複利でしっかりさらに
    >雪だるまで増える

    >リタイア時100万円の配当があるだけで老後の生活が全然違ってくる、と思っています。
    >それが200万になり300万になれば

    これこれ、
    これなんですよ。
    読んでるだけで幸せになれます。
    なにせ市場は大嵐の真っ最中ですから。

    • naobito より:

      そだおさん

      今回の暴落ですがまさにリーマン級の可能性が非常に高くなりつつあります。
      日々暴落する株価を前に茫然としている投資家も多い事でしょう。
      リーマンの時の当方がまさにそうでした。
      今回の下げがどの程度まで、またいつまで続くかは誰にもわかりませんが、10年後配当を振り返った時、
      落胆している投資家は少ないはず。
      そんな風に思っています。
      <追伸>
      そだおさんに再三取り上げていただいている記事ですが後日こちらのブログに再掲させていただきます。(笑)

  4. ウィニングチケット より:

    不良中年さん、そだおさん

    おはようございます。
    いやー、嵐がすさまじすぎて
    恐ろしいですね。

    しかし、状況はどうあれ
    ただただ、
    増配連続銘柄狙いで
    変わらずこれからも
    買い増しを続けるのみですね。

    嵐の中で不安ですが
    金の成る木を殖やして
    行きたいと思います。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      今回のような局面では自身の資産全体の見直しの良い機会なのかもしれません。
      つまり、もし不安で不安で仕方がないなら、自身にとってリスク資産の割合が高すぎるのではないか?
      不安で仕事も手につかず、眠れない等の症状が出ているのなら見直した方が良いのでは?
      ということです。

  5. ウィニングチケット より:

    はい、ETFで債券をあつめた『BND』
    もポートフォリオ一覧に登録しているのですが
    まさに全面安ですべての株式銘柄が暴落する
    赤一色の中で、『BND』だけが燦然と
    青く上昇していたのがとても今回の暴落で
    印象深かったです。

    確か、たぱぞうさんかはちどうきゅうさんが
    『BND』を以前オススメされていたので
    登録しておいたのですが、
    債券と株式の比率を見直しを
    この機会にしてみたいと思います。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      もちろん現預金も含めた中で、今回のような暴落があっても精神的に耐えられるポートフォリオを構築しておくことが大事ですよね。

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