銘柄研究

ファイザーのアップジョン事業分離で誕生したヴィアトリスを即行で売却する理由

以前からお伝えしているとおり、製薬大手ファイザーは後発薬(特許切れ医薬品)事業のアップジョン事業をスピンオフ(分離)し、同業のマイランと合併、新会社を設立することを発表していました。

そして両社は11月16日に新会社ヴィアトリス(VTRS)の設立を発表。

特許切れ医薬品と後発薬の売上では最大手のテバ社(TEVA)を上回る予定です。

現在ファイザーを保有する当方ですが、早速SBI証券の自身のポートフォリオを確認したところ新たにヴィアトリスの名が。

ちなみに権利落ち日は11月17日。

そしてファイザー1株につきアップジョン0.124079株が付与され、最終的にアップジョン1株がヴィアトリス1株と交換された。

ということで、SBI証券でのこの銘柄の企業・投資情報は以下のとおり。

企業情報

バイアトリス(Viatris Inc)(旧名:Up Upjohn Inc)は165を超える国と地域の患者に医薬品を製造・販売するヘルスケア企業である。

【事業内容】

医薬品へのアクセスを提供し、持続可能な事業を推進し、ソリューションを開発し、その専門分野を活用して、グローバルヘルスケアゲートウェイを通じて人々を製品とサービスに接続する。

そのポートフォリオは、非感染性疾患と感染症、グローバルブランド、コンプレックス・ジェネリック医薬品とブランド医薬品、バイオシミラー・ポートフォリオ、および市販の消費者製品に及ぶ、幅広い治療分野にわたる1400を超える分子で構成される。

心血管、腫瘍学、免疫学、女性のヘルスケア、糖尿病と代謝、胃腸病学、呼吸器、アレルギー、皮膚病など、非感染性疾患と感染症の両方にまたがる幅広い治療分野の患者向け医薬品を製造する。

すでにお伝えしたとおりマイランは配当を支払っていなかった。

しかもフリーキャッシュフローで配当を支払う余力が十分あったにもかかわらず。

むろんこの新会社が将来は配当を支払う可能性はゼロではない。

しかし当方、この銘柄を即行で売却することを考えています。

その理由はこの会社が前述のとおり特許切れ医薬品を専門に扱う企業だから。

こちらはマイランの営業キャッシュフローマージンをファイザー、そしてアッヴィと比較したグラフとなります。

ご存じのとおり営業キャッシュフローマージンの高さは収益力の高さ、ひいてはブランド力を表します。

仮にヘルスケア銘柄に投資するにせよ、後発薬銘柄ではなく新薬開発銘柄を選択すべきではないか。

そういうことです。

(二番煎じ銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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