銘柄研究

“クソ株“IBMがダウ構成銘柄から外れてくれないか。」と心底願う合理的理由とは?

S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが8月24日、ダウ工業株30種平均の構成銘柄を変更し、

エクソン・モービルに代わりセールスフォース・ドットコム、

ファイザーに代わりアムジェン、

レイセオン・テクノロジーズに代わりハネウェル・インターナショナル、

をそれぞれ採用すると発表したニュースはすでにお伝えしたとおりです。

ファイザー、エクソン・モービル ダウ陥落! でも変わらずホールドする理由S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが8月24日、ダウ工業株30種平均の構成銘柄を変更し、 エクソン・モービルに代わりセ...

その記事の中で当方、自身の銘柄が結構ダウ構成銘柄から外されていることを自虐的に紹介したわけですが、

「次は持株のIBMがダウから陥落してくれないだろうか?」

と心の底から願っています。

「一体何を言っているのか?全く意味不明。」

と思われるかもしれません。

ただこの銘柄は以前から紹介しているとおり、IT銘柄とは名ばかりでここ最近は全く成長していません。

そしてクラウドビジネスでもレッドハットの大型買収こそしたものの、現時点ではアマゾンやマイクロソフトに大きく水をあけられている状況。

「あっ、なるほど、ということは遅かれ早かれダウから陥落するってこと?」

って違います。

IBMは1979年にダウ構成銘柄に採用されすでに約40年が経過していますが、実はそれ以前にもダウ構成銘柄だった時期があったのです。

しかし1939年にダウから陥落してしまった。

そして40年という長い年月を経て1979年に再びダウ構成銘柄にカムバックした、という経緯があるのです。

そしてここからが重要なのですが、

実はダウから陥落していたその40年間のパフォーマンスは同時期のダウ平均を大幅に上回っていた。

という驚愕の事実が明らかになっているのです。

(さらに名著「株式投資の未来」であまりにも有名なジェレミー・シーゲル先生の調査によれば1950年代以降にS&P500から除外された銘柄の平均パフォーマンスは同時期にS&P500に追加された銘柄の平均を上回った、という驚くべき調査結果もあります。)

配当収入300万円達成に導いてくれたたった3冊の本早いもので今年も残すところわずかとなりました。 以下の記事で書いたとおり、今年の配当収入は309万円。 http://nao...

ということで「夢よもう一度。」

奮起を促す意味でもIBMのダウからの再陥落を心の底から願う中年投資家なのでした。

(ド素人中年から”クソ株”と呼ばれている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ウィニングチケット より:

    ダウ陥落で人気下落で株価が下がっても
    減配しなければ
    むしろ買い増しチャンスともいえますね。

    減収減益ですとさすがに手が出ないので
    業績はそれなりでお願いしたいですが笑

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      まったくおっしゃるとおりで、減配ナシの株価下落は買い増しチャンスではあるものの減収減益では手は出せない。
      というのがセオリー。
      ただ当方、なぜかこの銘柄は(懲りずに)買い増ししてきちゃったんですよね~。

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