銘柄研究

コロナで追い詰められるすかいらーく、ついに引き金はひかれるのか?

新型コロナウィルスの発生によって外食産業は大きな打撃を受けていることは今更言うまでもないのですが、現状を打開すべく各社テイクアウトに力を入れているようです。

日頃はあまり外食は利用しない我が家ですが、魅力的な価格設定に惹かれ以前より利用頻度が増えたような気がします。(もちろん決定権は妻にあるのだが、、、)

これまで利用したお店は、ケンタッキー、はま寿司、松のや、そしてすかいらーく。

中でもつい先日利用した松のやのカツ丼2人前、味噌カツ丼1人前合わせて1,150円のメニューはある意味異常です。

なんせ大盛でも同じ値段というんですから採算度外視としか思えません。(血糖値上昇などすっかり忘れ迷わず大盛を頼んでしまった、、、(汗))

そんな中当方が気になっているのがすかいらーく(3197)。

以前テイクアウトしたロコモコ丼や温玉照りマヨハンバーグ丼はコスパ十分だったのですが、やはり売上の方は芳しくないようです。

こちらはすかいらーくグループIRレポートからの抜粋ですが、御覧のとおり新型コロナウィルスの流行拡大に伴い、3月からは対前年同期比で大幅な落ち込みとなっているのが見て取れます。

もちろん4月のピーク時からは持ち直しの傾向にはありますが、ここに来て東京を中心とする感染者の増加に伴い先行き不透明感が高まっているのは事実。

株価の方は4月よりは上昇しているものの、ここ最近は感染者増加に伴い株価も下落、年初に比べると約25%ほどの下落となっています。

となると注目は果たしてすかいらーくが引き金を引くかどうか。

もちろんその引き金とは株主優待。

優待投資家のみならず、この銘柄の優待の大盤振る舞いは広く知られたところ。

その内容は以下のとおり。

優待制度

以下の保有株式数に応じて、年2回、当社店舗にてご利用可能な株主様ご優待カードを贈呈いたします。

現時点で300株購入した場合の優待利回りは4%を超えています。

5月21日に発表した第1四半期決算では「新型コロナウィルス感染症拡大により、現時点では業績予想の算定は困難である。」ことから、通期予想は未定、さらに中間配当は前期の1株9円に対してなんと無配。としています。

すでに第2四半期は終了しているわけで、上記の売上数字から赤字決算となる可能性は非常に高いでしょう。

同日発表の「2020年12月期連結業績予想及び配当予想修正に関するお知らせ」の最後に以下のような記載があります。

なお、現時点で今期の株主優待制度を変更する予定はございません。

この言葉を信じるか?

あるいは、

現時点とはあくまで5月21日時点での想定であり、それ以降特にここ最近は状況が大きく変わっている。

ということで、

ついに引き金は引かれるか?

8月13日発表予定の業期予想を含む第2四半期決算に大いに注目しているところです。

(優待銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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