決算発表

三菱HCキャピタルの2027年3月期第1四半期決算 実績✕、通期予想△、配当△でも保有継続

リース大手の三菱HCキャピタルが8月7日に2027年3月期第1四半期決算を発表しました。

【特色】三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速

【連結事業】カスタマー46(4)、海外地域23(2)、航空15(16)、ロジ8(16)、不動産5(24)、環境エネ2(-11)、モビリティ0(50)【海外】47 <26・3>

【足踏み】国内リースは資産入れ替えで利回り改善。海外リースは米州や英国の引当金が和らぐ。海上コンテナなど資産の新規取得も奏功する。だが、前期の子会社15カ月決算が平常化。営業益は後退。連続増配。

【新中計】29年3月期に純益2100億円目標、航空機や不動産、海上コンテナなど実物資産を積み上げ。ファイナンスリースなどは入れ替え重視し採算向上に注力。

【業種】 リース・消費者金融 時価総額順位 1/16社

【比較会社】8591 オリックス,8439 東京センチ,8424 芙蓉リース(会社四季報より)

概要は以下のとおり。

売上は前年同期比で7.8%の減収、また営業利益(-42.9%)、経常利益(-41.7%)、(親会社株主に帰属する)四半期純利益(-44.8%)と大幅な減益。

その理由ですが、前年同期における連結子会社の決算期変更にともなう決算取込期間の調整による増益効果(228億円)が剥落したことや、不動産セグメントなどにおいてアセット売却益が減少したため。

ただ注目の2027年3月期通期予想(当期純利益)は、第1四半期連結累計期間の進捗率は19.8%にとどまるものの、環境エネルギー、航空、ロジスティクス、不動産事業におけるアセット売却益が年間計画の過半を下期に計上する計画であり、現時点では概ね見通しどおりであることから、以下のとおり前回予想の前期比1.4%(22億円)減益の1,600億円を据え置いています。

尚、中東情勢悪化による業績への影響は第1四半期末現在では限定的であるものの、先行き不透明感は残っているため引き続き状況を注視するとしています。

また気になる金利上昇による業績への影響については限定的としていますが、新規調達の負債に関しては急速に金利が上昇した場合には市場金利の上昇分をリース料に反映するまでにタイムラグ等が生じ、一時的に新規獲得案件の収益性に低下リスクがあるとしています。

最後に配当性向40%以上としている年間配当については、前回予想の28期連続増配となる11%増配の51円(配当性向45.8%)を維持しています。

以上、2026年3月期は過去最高純益となった一方、今期予想は減益見通しとしているわけですが、特殊要因、すなわち2026年3月期の子会社の決算期変更による影響(228億円)を除けば、実質的には前期比206億円(+14.8%)の増益予想としているわけで心配する必要はないと考えています。

ということで、

実績✕、通期予想△、配当△でも保有継続

です。

(連続増配銘柄への妄信的 投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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