半導体大手のブロードコム(AVGO)が現地時間の3月4日に第1四半期決算を発表しました。(ブロードコムの決算期は10月です。)
概要は以下のとおり。
売上はセミコンダクター ソリューション(半導体)セグメントが前年同期比で17%増、そしてインフラストラクチャー ソフトウエアセグメントが5%増とともに増収を達成、全体では14%の増収となっています。。
そして会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は約3倍の増益、さらに買収関連無形資産の償却費等の特殊要因を除外した調整後1株利益でも26%の増益を達成しています。
ちなみにアナリスト予想(S&P Capital IQ Consensus)との比較は以下のとおりとなっており、こちらも売上、利益ともに予想を上回りました。
さらに注目のキャッシュフロー関係では、営業キャッシュフロー、そしてフリーキャッシュフローともに前回2020年第4四半期に続き30%を超える増加。
EBITDAとは
EBITDAとはEarnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。
国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。
その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。
(SMBC日興証券)
そして第2四半期予想は以下のとおりとなっており、こちらもアナリスト予想を上回っています。
ということで、うれしい結果に終わっています。
また今回決算と同時に発表した次回3月末支払いの配当ですが、前回同様1株当たり3.60ドルとなっています。
発表当日の株価は地合いの悪さから約4%もの下落となりましたが、あまり心配はしていません。
売上〇、利益〇、予想〇
ということでもちろんホールドです。
こちらも参考にしていただけるとさらにこの銘柄への理解が深まるかと。
(買収によって借入が膨らんでいる銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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