決算発表

ジョンソン エンド ジョンソンの2022年第4四半期決算 売上×△、利益×〇、予想〇=(でも)ホールド

ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が現地時間の1月24日に第4四半期決算を発表しました。

まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。

   

売上ですが、全体では前年同期比で4.4%の減収(但し為替の影響を除いた場合は0.9%の増収)。

これを以下事業セグメント別で見ると、消費者向け事業のみが増収(+1.0%)となっていますが、為替(ドル高)の影響を除いた場合減収となったのは主力の処方薬事業(-2.5%)のみ。

但しその理由は売上が振るわない中、生産縮小に動いている新型コロナワクチンの売上が前年の1,619百万ドルから689百万ドルへと57.4%減となったことが大きく影響しており、ある意味想定どおり。

次に利益ですが、1株利益は会計基準ベースでは24.9%の減益となったものの、新型コロナワクチン関連費用や消費者向け事業分離関連費用等のいわゆる特殊要因を除いた調整後1株利益では以下のとおり10.3%の増益となっています。

またアナリスト予想との比較では売上は医療機器の需要減を受け若干予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回る結果となっています。

最後に今期2023年通期の業績予想ですが、売上(会計基準ベース)は前期比で4.5%~5.5%の増収、また調整後1株利益は3%から5%の増益予想となっています。

以上、特に為替(ドル高)の影響を受けながらも前回同様ほぼ期待通りの決算発表となりほっとしているところです。

一方株価に目を転ずれば今年主力製品のステララの特許が切れること、そして消費者向け事業のスピンオフが行われること等を反映しさえない状況が続いているわけですが、

・買収を完了した人工心臓メーカーのアビオメッドが医療機器部門の成長の起爆剤となることが期待されること

・今期通期予想がアナリスト予想を上回ったこと

も考え合わせ迷いなくホールドとします。

(いよいよ今年消費者向け事業のスピンオフを控えている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. あおば より:

    おはようございます
    水曜日に税務署に相談に行ってきました
    不動産取得に伴う申告内容に漏れがありまして、16000円ほどですが還付を受けられることになりました
    株式でも同じでもしれないですが、税に関する勉強は必須になっております
    今年もセミリタイヤを目指して邁進して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします

    • naobito より:

      あおばさん
      おはようございます。
      おおー、税務相談に行って来られたのですね。還付おめでとうございます。
      当たり前の話なのですが税金って懐に直結しますから、節約同様税金の勉強は資産形成には必須ですよね。
      お互い精進しましょうね。

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