6月3日に原油や天然ガスのパイプラインの運営等を行い、カナダに本拠を置くエネルギーインフラ企業のエンブリッジ(ENB)からの配当金を受領しました。
エンブリッジ(Enbridge Inc)はエネルギー輸送・配給会社である。
【事業内容】
セグメントは液体パイプライン、ガス輸送、ガス配給・貯蔵、再生可能発電である。
液化石油パイプラインはカナダと米国にあるパイプラインとターミナルで構成され、メインラインシステム、リージョナルオイルサンドシステム、ガルフコーストとミッドコンチネント、その他を含む様々なグレードの原油やその他液化炭化水素を輸送・輸出する。ガス輸送セグメントは、カナダ及び米国における天然ガスパイプライン及び集荷・処理施設への投資で構成され、米国ガス輸送、カナダガス輸送、米国中流セグメント及びその他セグメントが含まれる。
ガス配給・貯蔵事業は、カナダ及び米国における料金規制対象の天然ガス事業である。
再生可能エネルギー発電事業は、主に風力発電及び太陽光発電資産への投資と、地熱発電及び送電資産への出資で構成される。(SBI証券より)
5月8日に発表された直近の2026年第1四半期決算は、調整後EBITDAは微減、また調整後1株当たり利益は前年同期の1.03ドルに対し0.98ドルと減益となったものの、分配可能キャッシュフロー(調整後営業キャッシュフロー)は2%増となっています。
EBITDAとは
Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。
国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。
その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。
(SMBC日興証券)
また今期通期見通しは、前回見通しを据え置き、調整後EBITDA:202億ドルから208億ドル、1株当たり分解可能キャッシュフロー:5.70ドルから6.10ドルを見込んでいます。
今回の配当ですが、前回同様1株当たり0.97カナダドルとなっていますが、支払いはカナダドルではなく米ドルとなっており、他の証券会社はわかりませんが、SBI証券の場合今回は1株当たり0.700693米ドルの支払いとなっています。
ちなみに前回3月支払い時の配当は0.706977米ドルであり、カナダドルベースでは変わらなくてもドルベースではレートの変動(今回は米ドル高)によって配当が減少しています。
まあこれは米国株でも状況は同じわけですが、米ドル⇒円ではなく、カナダドル⇒米ドル⇒円と2クッション(?)入るところが違いと言えます。
米国株とのもう一つの違いと言えば外国源泉税率。
ご存じのとおり米国株の場合は通常10%の源泉税率(※フィリップ モリス インターナショナル(PM)のような海外売上比率の高い一部銘柄等を除く。)ですが、カナダ株の場合は基本15%であり、仮にNISA枠で購入した場合には外国税額控除の申請ができませんので5%分手取りが目減りすることになります。
ということで、米国株以外の銘柄を購入する場合には事前にこれらの違いを考慮した上で投資する必要があります。
(何やかや言っても配当支払をフリーキャッシュフローで全くまかなえていない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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