決算発表

ブロードコムの2022年第1四半期決算 売上〇、利益〇、予想〇=ホールド

半導体大手のブロードコム(AVGO)が現地時間の3月3日に2022年第1四半期決算を発表しました。(ブロードコムの決算期は10月です。)

概要は以下のとおり。

売上は全体では前年同期比16%増、これをセグメント別に見るとセミコンダクター ソリューション(半導体)セグメントが20%増の大幅な増収、またインフラストラクチャー ソフトウエアセグメントが5%増とともに増収を達成しています。

そして会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は83%の増益、また買収関連無形資産の償却費等の特殊要因を除外した注目の調整後1株利益でも27%の増益となっています。

さらににアナリスト予想(FactSet consensus)との比較は以下のとおりとなっており、若干ですが売上、利益ともに予想を上回りました。

また注目のキャッシュフロー関係では、営業キャッシュフローは前年同期比で12%増、フリーキャッシュフローは13%の増加、また調整後EBITDAは22%増となっています。

EBITDAとは

EBITDAとはEarnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。

国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。

その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。

(SMBC日興証券)

ということで、極めて順調なスタートと言ってよいでしょう。

そして次回2022年第2四半期予想売上は以下のとおりとなっており、こちらもアナリスト予想を上回っています。

ブロードコムは2021年12月期決算報告で、2022 年に 100 億ドルの新たな自社株買いプログラムを承認しているわけですが、当四半期中に約31億ドルの自社株買いを行ったと報告しており、増配に向けてこちらの方も順調。

以上、売上〇、利益〇、予想〇、さらに自社株買い〇

ということでもちろんホールドです。

(現在は好調も景気敏感銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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