レストランチェーン大手のすかいらーく・ホールディングスが2月13日に第4四半期決算を発表しました。
(尚、すかいらーくは国際会計基準(IFRS)を採用しています。)
すかいらーくと言えば当方が家族の絆を保つため(大げさ)以前優待狙いで購入候補として検討した銘柄。
概要は以下のとおり。
売上高は既存店売上は伸び悩んだものの、新規出店、デリバリー売上等が伸び全体で2.5%の増収を達成。
ただ利益の方は、人件費高騰や減損損失計上等により二ケタ減益に終わっています。
やはりこの業界の場合人手不足の厳しい環境下、第3四半期までは好調だったものの最終的には減益決算となりました。
尚、今期2020年の通期予想は以下のとおり。
新規出店等により売上は対前期比で2%の増収、また人件費の単価上昇は続くものの最終的に約5%の増益を見込んでいます。
気になる配当ですが、2019年は予想と変更なしの年間19円。
そして2020年は「調整後当期利益の30%を目標に」とは書いてありますが、結局は2019年と同額の19円の予想となっています。
ただこの銘柄の場合、何と言っても最大の魅力は大盤振る舞いの株主優待。
優待制度
以下の保有株式数に応じて、年2回、当社店舗にてご利用可能な株主様ご優待カードを贈呈いたします。
今回の決算発表で優待内容の変更(改悪)発表はなく、ほっとしているホルダーも多いのではないでしょうか。
但し、今回も減益要因として、「株主優待コスト△7億円」がしっかりと記載されていたのを当方は見逃しませんでした。
現時点の優待利回り(300株の場合)は3.3%。
配当利回りと合わせると4%を超えるこの銘柄ですが、40倍を超えるPER(2020年通期予想ベース)といい外資が手を引いていることのリスク(つまり株主還元重視の経営からの決別?)といい、いつ時限爆弾が爆発(つまり優待を改悪するという意味)してもおかしくない状況だと思っています。
ということで、優待の魔力にもめげず「この銘柄を買うのは1500円を割ってから。」と固く心に誓った中年投資家なのでした。
(優待投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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