銘柄研究

アルトリアが下方修正発表 でも気にせずホールドの理由

少々前の情報となってしまい恐縮ですが、現地時間の6月1日にたばこ銘柄のアルトリア(MO)が通期予想の下方修正を発表しました。

今回の下方修正の理由ですが、独占禁止法の許可を得て電子たばこNJOY Holdingsの買収を完了したから。

修正内容は以下のとおり。

調整後1株利益を約2%減益の前回の4.98ドルから5.13ドルから4.89ドルから5.03ドルとしています。

これは買収によって取得した無形固定資産に関連する約5,000万ドルの償却費が発生するため。

電子たばこと言えばアルトリアは過去に(というか現在も引きずっていますが)ジュール・ラブズ買収で手痛い失敗をしている。

ただNJOYがジュール・ラブズと違うところは現在市場に出回っている電子たばこ製品の大半は、アメリカ食品医薬品局(FDA)から販売許可を受けていませんが(但しその製品が市販前のタバコ製品申請中である限り、FDAのその執行裁量にしたがって市場で販売することを許可している。)、NJOYは6つの製品についてすでに販売許可を得ています(※2023年3月時点)。

つまり政府から正式にお墨付きを得た製品を販売しているということで、ジュールのような失敗をする可能性は低いと言えます。

もちろん下方修正は残念ですが、修正後の数字でも前期実績に対して1%~4%の増益予想となっている。

つまり下方修正後でもいまだ増益予想をしているということ。

また今回の買収による効果ですが、以前発表のとおり2025年からキャッシュフローを増加させ、2026年から調整後利益を増加させると予想しており、長い目で見て行く必要があると考えています。

ということで、下方修正でも気にせずこの定期預金的銘柄の保有を継続していきます。

(いずれにしても健康に害のある製品を販売している銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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