銘柄研究

シーゲル上位20社 のその後を追ってわかった興味深い事実とは

米国株投資家であれば、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」を読んでいない人はモグリ、と言われるほど今さら説明の必要がない程の名著のわけですが、中でも特に有名なのが以下のリスト。

そう、こちらはご存じ1957年から2003年までの年平均成長率の上位20銘柄、いわゆる生き残り銘柄。(※一部現状に合わせ表示変更)

当方も米国株をスタートさせた2008年、まずはこのリストから銘柄選定をしたことを昨日のことのように覚えています。

そしてフィリップ・モリスやファイザー等、このうちの何銘柄かは実際に購入し、現在も保有しています。

もちろん、この本の副題にあるとおり、「永続する会社が本当の利益をもたらす)ということで、これらの企業が50年近くの長きに渡って高いリターンをもたらして来たことは確か。

しかしいかんせんこのデータは2003年まで。

その後15年以上が経過しているわけでリーマンショックやアマゾンに代表されるGAFAを始めとするIT企業の勃興で、ある意味その後株式市場は様変わりの様相を呈していることは事実。

そこで今回はこれら20銘柄のその後を追ってみました。

それがこちら。

こちらは現時点での過去10年間のトータルリターンを高い順に並べたものです。

過去においては上位を争っていた銘柄達ですが、直近10年では大きな差がついているのが見て取れます。

まさに栄枯盛衰。

これを見ても企業が超長期に渡り高いリターンをもたらし続けることがいかに難しいかがよくわかります。

そしてもちろん、銘柄選定がいかに難しいか、を感じざるを得ない中年投資家なのでした。

以上、ご参考まで。

「株式投資の未来」を読んでいない人はこちら。


(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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