銘柄研究

バフェット新規購入のバイオジェン、とてつもなく魅力的だが今は購入できない理由

すでにお伝えしたとおりバフェット(バークシャーハザウェイ)が2月14日にSECに提出した保有銘柄情報(2019年12月末時点)において、バイオ製薬のBIOGEN INC(バイオジェン)を新たに取得していたことが明らかになりました。

【企業概要】

バイオジェンはバイオ医薬品企業。

神経疾患治療の医薬品の開発・製造・販売に従事する。

再発性多発性硬化症(MS)治療薬、クローン病治療薬、非ホジキンリンパ腫と関節リウマチ治療薬などが主要製品。

また、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患のほか、血友病、リンパ性白血病、非ホジキンリンパ腫の治療薬も扱う。

本社はマサチューセッツ州ケンブリッジ。

なぜバフェットはこの銘柄に目をつけたのか?

ということで過去の決算の数字を確認してみることにしました。

以下は直近の売上高と1株利益(潜在株式調整後)の推移ですが、売上は順調に右肩上がり、また1株利益は2017年に減益となっているものの、これは特殊要因によるものでありそれを除外した場合は増益となっていることからこちらも順調に増加していると言えます。

そして有利子負債残高も以下のとおり安定していばかりか、金額も少なく極めて健全。

そしてなんと言ってもすごいのがこちらの数字。

そう、営業キャッシュフローマージン。

その数字は同業の優等生、あのアッヴィをはるかに上回っているではありませんか。

うーん、さすがはバフェット、やはり目の付け所が違う。

と感心。

現在のPERも10倍ちょっとと申し分なし。

これはもう買うしかない。

というわけにはいきません。

その理由は配当。

そう、バイオジェンは現在配当を支払っていないのです。

いくら非の打ちどころがないくらい素晴らしい銘柄でもインカムゲイン投資家としては購入対象とするわけにはいきません。

うーん、残念。

(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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