配当

エクソンモービル(XOM)のキャッシュフローに見る将来の配当への妄想

連日の株価下落で目減りしていく資産を見る度に憂鬱になっている方も多い今日この頃(?)ですが、右肩下がりとは正反対、

右肩上がりの元気な姿を見せているのが、エネルギー銘柄のチャート。

ちなみにこちらはエクソン・モービル(XOM-青色)とダウ平均(赤色)株価の6ヶ月間の比較チャートですが、御覧のとおりの状況となっています。

今さら言うまでもありませんが、エネルギー銘柄の命運を握るのはオイル、ガス価格。

上記は原油価格(WTI)の推移ですが、価格の上昇とともに業績は好調に推移しているわけで、エクソン・モービルの第1四半期決算が前年同期比で大幅に改善したことはすでにお伝えしたとおりです。

となれば、インカムゲイン投資家として期待するのは配当。

ちなみに第1四半期のキャッシュフローは以下のとおり。

ご覧のとおり第1四半期では、営業キャッシュフローから設備投資を差し引いたフリーキャッシュフロー(黄緑色)は約108億ドル、そして配当支払い後の残高(水色)は約71億ドルと極めて潤沢。

これを何に使ったかと言えば、有利子負債の返済に充てた。

そして2022年3月末時点の有利子負債残高はコロナ前の2019年の水準にまで戻っている。

つまりこれ以上無理して有利子負債の返済を進める必要もない。

となると余剰資金の行く先は自社株買い。

すでにエクソンは2023年までの総額300億ドルの自社株買いプログラムの増額を発表しており、第1四半期でも多額の自社株買いを実施している。

そして自社株買いと言えば必然的に余剰資金の行先はもう一つある。

そう、配当。

つまり増配。

コロナ発生前、エクソン・モービルの増配タイミングでの配当のお知らせは4月(6月支払い分)でしたが、昨年はこれを変更、10月(12月支払い分)に増配発表を行った。

と言うことで、今から10月の配当のお知らせが待ちきれないシニア投資家なのでした。

(今後の配当を過度に期待しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

POSTED COMMENT

  1. Rsingball より:

    半年程前にXOMを売ってABBVを買い増したのですが、
    現状では失敗だったと言わざるを得ないのですが、
    株の売買において、後悔しないことを信条としていますので、
    これも自分の実力として認識します。

    • naobito より:

      Rsingballさん
      こんにちは。
      ABBVの買い増しはそれほど失敗だったとは思えませんが、書かれているとおりあくまで現時点では、ということなんでしょうね。
      それにしても株って買うのは簡単ですが、手仕舞いはものすごく難しい、っていつも思います。
      その意味では後悔しないこと、ってすごく重要だと思います。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です