6月11日にバイオ医薬品大手のアムジェン(AMGN)からの配当金を受領しました。
アムジェン(Amgen Inc)はバイオテクノロジー会社である。
【事業内容】
困難な病気のための薬を発見・開発・製造・提供する。
医療ニーズが満たされていない分野に重点を置き、専門知識を活用して人々の生活を改善するソリューションを追求する。
ヒト治療薬分野で事業を展開する。
製品ポートフォリオには、「EPOGEN(エポエチンアルファ)」、「Aranesp(ダルベポエチンアルファ)」、「Parsabiv(エテルカルセチド)」、「Neulasta(ペグフィルグラスチム)」、「KANJINTI(トラスツズマブアン)」、「Otezla」、「Blincyto(ブリナツモマブ)」、「ACTIMMUNE(インターフェロンガンマ-1b)」、「Neulasta(ペグフィルグラスチム)」、「Sensipar/Mimpara(シナカルセト)」、「Prolia(デノスマブ)」、「ENBREL」、「QUINSAIR(レボフロキサシン)」、「Repatha(エボロクマブ)」などがある。
米国とカナダで腫瘍壊死因子ブロッカーである「ENBREL」を販売する。
ホスホジエステラーゼ4を阻害する小分子であるオテズラを世界の多くの国で販売する。
プロプロテイン転換酵素スブチリシンケキシン9型(PCSK9)阻害剤である「Repatha」を世界の多くの国で販売する。
(SBI証券より)
この銘柄の増配タイミングは前回3月支払い時、ということで今回も前回同様1株当たり2.38ドルの支払いとなっています。
直近の業績ですが5月1日にリリースされた2025年第1四半期決算は販売価格が6%低下したものの、主に販売数量が14%増加したことで前年同期比で増収(+9%)。
また利益は会計基準ベースの1株利益が前年同期の-0.21ドルに対して3.20ドルとなりましたが、これは主に保有する中国のバイオテクノロジー企業、ベイジーン社(BeiGene, Ltd.)株式の時価評価で評価益が発生したことによるもの(前年同期は評価損計上)であり、特殊要因を除いた調整後1株利益は主に売上の増加により4.90ドルと前年同期比24%増となっています。

またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。

そして今期2025年の通期見通しですが、以下のとおり前回見通しの売上:(前期比3%~7%増収の)343億ドル~357億ドル、調整後1株利益:(前期比1%~7%増益の)20.00ドル~21.20ドルを維持しています。

この銘柄の現在の注目点と言えばやはり開発中の肥満治療薬。
その状況に関し、治療薬マリタイド(AMG 133)について
– 複数の適応症を対象とした追加フェーズ3試験の計画は順調に進んでおり、2025年中に追加試験が開始される予定。
– 第2相慢性体重管理試験のパート2は、2型糖尿病の有無にかかわらず、過体重または肥満の成人を対象に進行中であり、データ発表は2025年下半期に予定。
– マリタイドの2型糖尿病治療に関するフェーズ2試験は、肥満症の有無にかかわらず成人の登録を完了。データ発表は2025年下半期を予定。
と公表しており、データ結果に注目しているところです。
(肥満治療薬に過度な期待が集まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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