4月15日に食品大手、消費者向けのスナック食品・飲料製品の製造・販売を行うモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)からの配当金が入金しました。(尚、この銘柄の日本語での名称ですが、モンデレズ(YAHOOファイナンス)やモンダリーズ(SBI証券)としている会社もありますが、当方は日経新聞やGoogleに準じています。)
モンデリーズ・インターナショナル(Mondelez International Inc)はスナック会社である。
【事業内容】
チョコレート、ビスケット、焼き菓子の製造・販売を中核事業とする。
また、ガムやキャンディ、チーズ、食料品、粉末飲料など、隣接する地域に関連するカテゴリーで追加事業を行う。
そのポートフォリオには、「Oreo」、「Ritz」、「LU」、「Clif Bar」、「Tate’s Bake Shop」ビスケットやベイクドスナック、「Cadbury Dairy Milk」、「Milka」、「Toblerone」チョコレートなど、グローバル及びローカルブランドが含まれる。
(楽天証券より抜粋)
モンデリーズの場合増配タイミングは10月の支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.47ドルの配当となっています。
直近の業績ですが2月4日にリリースした2024年第4四半期決算は前年同期比で増収(+3.1%)減益(調整後1株利益は20.7%減)。
そしてアナリスト予想との比較は、以下のとおり売上は若干予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想と一致しています。

また2025年通期予想ですが、既存事業売上:約5%増、調整後1株利益:10%減、フリーキャッシュフロー:(2024年の35億ドルに対し)30億ドル以上としています。

この銘柄を初めて購入したのが2010年。
この銘柄は元をだどればクラフトフーズがスピンオフによってクラフトフーズ・グループ(その後現在のクラフト・ハインツ(KHC))とモンデリーズ・インターナショナルに分かれた、という経緯があるわけで購入したのはモンデリーズではなくクラフトフーズ。
そしてクラフト・ハインツの方は残念ながら業績悪化から2018年の決算で36%もの大減配を発表したため売却を余儀なくされましたが、増配を続けるモンデリーズは愚直に保有を続けて来ました。
その結果クラフトフーズの時代を含む過去の配当の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額49.5万円に対する総配当受領額は39.1万円。
投資回収率は79%に達しています。

今期通期予想利益を「前例のないカカオコストの上昇」により10%減としたことは、これまで増益が当たり前だったこの銘柄にあってある意味衝撃的な予想と言えます。
このカカオコストの上昇、高止まりがいつまで続くかわかりませんが、いずれにしてもモンデリーズに限らず今期はチョコレートメーカーにとって我慢の年。
さらにこれにトランプ関税が追い打ちをかけている状況となっています。
ということで、これまで二ケタ増配を続けて来たこの銘柄ですがホルダーとしては減配しなければ十分、いや十二分のスタンスで臨みたいと思います。
(実力は十二分にあるも日本人投資家の注目度がほぼゼロの銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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