4月16日に家電等の量販店のベスト バイ(BBY)から配当を受領しました。
ベスト バイと言えばアメリカではお馴染みの企業であり、国内は全州に店舗がある一方、海外は中国は2011年にすべての店舗を閉鎖、またメキシコは2022年第1四半期にすべて閉鎖し現在はカナダのみとなっています。
この銘柄の増配タイミングでの配当支払は今回4月、ということですでに現地時間の3月4日に発表されたとおり前回の1株当たり0.94ドルから1.1%増配の0.95ドルの支払いとなっています。
直近の決算ですが、現地時間の3月4日に発表した2025年第4四半期決算(ベスト バイの決算期は1月。)は減収(-5%)、減益(-5%:調整後1株利益ベース)。
但しアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回る結果となっています。

そして今期通期予想ですが、2026年度の消費者行動は2025年度とほぼ同じになる、つまり顧客は価値を重視し、高額商品の購入に慎重になると予想。
以下のとおり売上は414億ドル~422億ドル、既存店売上は前期比0.0%~+2.0%、調整後1株利益は6.20ドル~6.60ドルとしていますが、売上はほぼ市場予想と一致したものの利益は中央値で予想を下回りました。尚このガイダンスには関税による影響は含まれていないことに十分注意する必要があります。

ということで、中国とメキシコがサプライチェーンにおけるトップ2のこの会社の場合、トランプ関税発動をもろに受けることになり下方修正は確実。
ですが、
・前期も増配を継続、今期も厳しい経営環境下にもかかわらず現時点では約3億ドルの自社株買いを予定していること。つまり株主重視の姿勢に変化はないこと。
・厳しい環境にある- つまり関税引き上げによる影響を含め今期も消費者が非必需品、いわゆるぜいたく品に対する購入に慎重になる状況にある - ことはこの銘柄に限った話ではないこと。
から、忍耐強く保有を継続するつもりです。
(トランプ関税発動の影響をもろに受ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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