配当

フィリップ・モリスより配当金受領 低増配率銘柄の保有を継続する理由

10月13日にたばこ銘柄のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)から配当金を受領しました。(今回は珍しく現地支払日から遅れることなく入金しましたねー。)

この銘柄の増配タイミングは今回10月支払い時、ということですでに現地時間の9月13日に発表されたとおり前回の1株当たり1.27ドルから2.4%増配の1.30ドルとなっています。

この銘柄を保有している方ならご存じのとおり、フィリップモリスの場合は、米国銘柄ではあるものの、”80/20 company”に該当するために配当金の大部分について外国税の源泉を免除されている銘柄となっています。

具体的には、80/20 company”というのは、ある特定の期間において総収入の80%(以上)が米国外の事業活動から発生している企業のことであり、現状フィリップモリスはその収入のほとんどを米国外の活動から得ており、”80/20 company”に該当しています。

その結果、配当の大部分が源泉税を免除されるのです。

具体的には2023年の場合は、国外の事業活動の割合が97%、課税される部分は全体の3%。

つまり配当総額に対する税率は、3%×源泉税率の10%=たった0.3%になります。

直近の業績ですが、現地時間の7月20日に発表した第2四半期決算は、売上、調整後1株利益ともに増収増益、特に売上は買収したスウェディッシュ・マッチの売上が寄与したこともあり前年同期比で14.5%の増収と二ケタ増を達成。

また、それぞれアナリスト予想を上回っています。

そして2023年の調整後1株利益の通期予想は以下のとおり今回6.13~6.22ドルと前回予想の6.10~6.22ドル対して下限値を若干引き上げています。

ちなみに過去の四半期配当の増配率は以下のとおりとなっており、残念ながら2019年以降は5%を下回る増配率が続いている状況。

2018年:6.5%

2019年:2.6%

2020年:2.6%

2021年:4.2%

2022年:1.6%

2023年:2.4%

ただ、当方保有を継続します。

その理由ですが、「定期預金的銘柄」というこの銘柄の役割。

昨年の実質配当利回り(配当収入÷購入価額)が6.7%に達しているこの銘柄。

増配を継続していればよしとします。

(何やかや言っても健康被害からは逃れられない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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