決算発表

アッヴィの2026年第3四半期決算 実績〇、対市場予想〇、通期見通し〇+5.2%増配発表=保有継続

研究開発型バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)が現地時間の10月30日に2026年第3四半期決算を発表しました。

尚、すでにこの銘柄は10月5日リリースのForm8Kにおいて、取得した仕掛開発費およびマイルストーン費用が0.11ドル発生する見込みであることから、

・2026年第3四半期の取得したIPR&Dおよびマイルストーン費用の影響を反映した、アッヴィの2026年通期の調整後希薄化後1株当たり利益見通し(2026年第3四半期に買収した知的財産権およびマイルストーン費用の影響を含む)は13.76ドル~13.96ドル。

・2026年第3四半期の調整後希薄化後1株当たり利益見通し(2026年第3四半期に買収した知的財産権およびマイルストーン費用の影響を含む)は3.73ドル~3.77ドル。

とする旨の発表があったわけで、ある程度の安心感を持って早速内容を確認。

概要は以下のとおり。

まず売上ですが、免疫疾患薬や神経科学領域の治療薬が引き続き好調で前年同期比で10.3%の増収。

特許切れとなった関節リウマチ等の治療薬ヒュミラに代わり主力となっているスキリージとリンヴォックの状況は以下のとおり。

スキリージとは

乾癬(かんせん-免疫の異常によって皮膚や関節に特徴的な発疹などが起こる病気)、関節炎、クローン病、潰瘍性大腸炎を治療する薬

リンヴォックとは

さまざまな炎症性関節疾患、皮膚疾患、消化器疾患の治療に用いられる治療薬

スキリージが市場予想を上回り前年同期比で22.7%増、またリンヴォックも23.9%増と好調を維持。

次に利益ですが、会計基準ベースの1株利益は前年同期の0.10ドルに対し2.37ドルと20倍以上となりましたが、これは主に前年同期において多額の取得した仕掛開発費およびマイルストーン費用を計上したため、すなわち特殊要因のためであり、特殊要因を除いた調整後1株利益(NON-GAAPベース)は前年同期の1.86ドルに対して3.82ドルと105.4%増となり、事前予想の3.73ドル~3.77ドルを上回っています。

そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに若干ではありますが予想を上回りました。

最後に注目の2026年通期見通し(調整後1株利益)ですが、10月5日の見通しの13.76ドル~13.96ドルを上方修正し13.95ドル~13.99ドルとしています。

そして今回の決算発表において、以下のとおり配当(増配)のお知らせをリリースしています。

・アッヴィは本日、取締役会が、2027年2月16日に支払われる配当金から、1株当たり1.73ドルから1.82ドルに四半期配当を増額することを決定したと発表しました。

・配当金は2027年1月15日現在の株主名簿に記載されている株主に対して支払われます。

・これは約5.2%の増配であり、配当金の増加を通じて株主に現金を還元するというアッヴィの強いコミットメントの継続を示しています。

・2013年の設立以来、アッヴィは四半期配当を355%増加させてきました。

・アッヴィは25年以上連続して毎年配当を増やしている企業を対象とするS&P配当貴族指数の構成銘柄です。

残念ながら昨年の増配率5.5%に対し微減となりましたが、5%超えということで許容範囲でしょう。

尚ロバート・マイケルCEOは「当社のパイプライン(製薬企業が現在研究・開発を進めている新薬の候補(医薬品候補品)のこと)全体で著しい進展を遂げている。」、「アッヴィは2030年代に、ウォール街の予想にはまだ反映されていないいくつかの長期的な成長機会を見込んでいる。」とアナリストらに語り、今後に自信を見せています。

ということで、実績〇、対市場予想〇、通期見通し〇+5.2%増配発表=保有継続

です。

(CEOの毎度毎度の自信に満ちた発言を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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