コラム

この国の借金ってある意味糖尿病と同じ って知ってました?

加齢と共にいろいろな数値が上がっている当方。

中でも血糖値は40代に入る頃から上限を超え、糖尿病患者の仲間入り。

薬こそ処方されてはいないものの、経過観察のため現在2ヶ月に1回の通院(血液検査)を続けており、医師からは「あとちょっと数値が上がったら投薬になりますから。」と言われています。

もちろん医師の指導の下炭水化物を含むカロリーコントロールや運動(毎日1万歩目標のウォーキング)はしていますが、数値を下げるのは本当に難しいし、特に甘いものに目がない上に意志が弱い当方の場合日々欲望との闘い。

この病気の一番怖いところは特に初期段階では自覚症状が全くないこと。

つまり痛みや不快感を感じることがない。

たとえ血糖値が上限値を超えていても、つまり糖尿病になっていたとしても日常生活で困ることはない。

だから事を深刻に考えず、これまでと同様の生活を続ける人が多いのです。

これがどこかしらに痛みが出れば「これはまずい。」ということになるのですが。

そう考えると糖尿病ってある意味今の日本の借金と全く同じではないか、と気づいた。

現在日本の政府債務残高は対GDP比で236%(2024年時点)と先進国において突出して高いばかりでなく、なんとスーダンに次ぎ世界第2位!(ちなみに米国は120%と日本の約半分)

これを血糖値に例えるなら完全に糖尿病どころか重症患者状態と言える。

にもかかわらず政治家(特に左翼政党)、国民にはその自覚、つまり危機感が全くと言っていい程ない。

その理由はもちろん自覚症状、つまり痛みがないから。

ではなぜ痛みがないかと言えば、政府・日銀が痛みが出ないようにしてしまったから。

通常政府債務、つまり国債残高が増えていけば国債価格が下落・国債の利回り、つまり金利が上昇しそれが回りまわって住宅金利やローン金利上昇等で国民に痛みをもたらすことになる。

それをいわゆる黒田バズーカによる日銀の国債大量買いで金利上昇を抑え込痛みが出ないようにしてしまった。

政府の借金を中央銀行が肩代わりすること、つまり財政ファイナンスは極端なインフレを引き起こす恐れがあるとして、財政法第5条によって禁止されているにもかかわらず。

痛みが出ないことをいいことにひたすら借金を続けている状態。

そして最近では政治家及びそれに乗せられての国民による消費税をはじめとする減税の大合唱。(特に令和〇〇組や共〇党等の極左政党が財源なしに、つまり国債発行での消費税廃止を超高に叫んでいるのは無責任というか算数もできないのか?と思わずにはいられません)

数値は上限値をはるかに振り切っているにもかかわらず。

ただ糖尿病同様、症状が出た時にはすでに遅し。

日銀は国債買い入れ額の減額を開始しているわけですが、借り換え分を含め未来永劫日銀が買い支えられるはずもなく、買い手不在になれば金利急上昇、日銀債務超過による通貨円の信認低下で円が暴落することで極端なインフレとなり国民に地獄が待っている。

インフレとはなんのことはないインフレ税とも呼ばれ一種の税金。

このことをわかっている国民が果たしてどれだけいるのか?

つまり回りまわってインフレという激しい痛みにのたうち回ることになる。

自身の血糖値の推移を見ながらふとそんなことを考え、この国の行く末を心配するシニア投資家なのでした。

(円資産のみに頼る投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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