窓際中年のつぶやき

年を取っていくと必ずわかる 年齢と株式投資の微妙な関係

40歳を過ぎてから本格的に株式投資をはじめ、その後2008年に米国株に軸足を移すとともにインカムゲイン投資にまい進、配当金を愚直に再投資することでひたすら雪だるまを大きくしてきました。

その結果、2019年の配当収入は300万円を突破。

当方の場合この300万円、手取り年収240万円、つまり手取り月収20万円という金額はアーリーリタイアのための当初の目標金額でした。

この金額を達成したあかつきにはアーリーリタイアを実行するんだ!

という思いで当初設定した金額。

つまりアーリーリタイア生活に入ったら配当収入は生活費に回す。

つまり再投資、新たな投資はしない。

つもりでした。

しかし時が経つにつれ徐々に気持ちに変化が生じてきました。

その変化とは、

300万円を達成した後もこのままずっと投資を続けていたい、つまり配当金は再投資したい。

という思いが強くなってきたのです。

その一番の理由が、

投資自体が大好きになってしまったから。

趣味というかすでに生活の一部、人生にかかせないものになってしまったから。

その一方でこれとは矛盾する考えが自分の中で日に日に大きくなっているのも事実。

それが、

アーリーリタイアするかどうかは別にして、もう配当収入を再投資に回すことは止めにしたい。

という思い。

「はっ?自分が何を言っているのかわかってるの?一方で追加投資したい!って言っておきながらその一方で追加投資は辞めたい!って意味不明。あなたはジキルとハイドか!」

って言われそう。

確かにそのとおりなのですが、この相矛盾する思いの背景には年齢(加齢)が関係しています。

血糖値の上昇しかり血圧の上昇しかり、加齢とともに徐々に、しかも着実に健康面で不安が出てきています。

更にここ最近以前と比べ格段に持久力、筋力等、体力、さらには気力の衰えを実感するようになってきました、(もっ、もちろん頭髪も、、、(冷や汗))

「それと配当に一体何の関係が?」

ということですが、

このまま配当金を使わず再投資したところで今後ある日突然病にかかり、死を覚悟するようなことになったらひどく後悔するのでは?

という思いが日に日に強くなってきたのです。

「まだぎりぎりとは言え人生80年時代で50代でしょ?今からそんなネガティブなことを考えていてどうするの!」

って言われるかもしれません。

でもこれ実際に自分が年を取っていろいろな所に衰えを感じないと決してわからないと思います。

(さらに言えば近所の方や知り合い、有名人を含め自分と同年代の人が病に倒れた、という事実に接する機会が増えて来た、ということも影響していることは確かです。)

ということで、配当の再投資は継続しているものの現在この2つの相反する考えの間を揺れ動いています。

どちらを選択するにせよ、悔いの残らない決断だけはしたいと思っています。

(配当の再投資実施にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ひろー より:

    こんにちは。

    > つまりアーリーリタイア生活に入ったら配当収入は生活費に回す。

    > つまり再投資、新たな投資はしない。

    これなんですが、僕だったら急遽生活に必要になった分だけ切り崩してあとは再投資に回します。
    理由は、

    1. 配当貴族といえど永続的に持続するビジネスは存在しないから
    2. ポートフォリオに入っている銘柄を永久保有&再投資なしだと新たに連続増配銘柄となった増配率の高い銘柄をポートフォリオに加えられないから
    3. 良いビジネスに育ちそうな銘柄を持続的にポートフォリオに新たに加えたいから

    ですね。
    リバランスも含めて切り崩すのであれば配当を生活費に回す率を高めても良さそうです。

    • naobito より:

      ひろーさん
      こんばんは。
      年齢を重ねるにつれ、3番の欲求が少なくなっている自分に気づきました。
      やはりそれは残りの人生の確実な減少があるのだと思います。
      とは言え、決してゼロになったわけではないでのですが、、、(笑)

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