決算発表

ベライゾンの第1四半期決算 携帯電話契約者数減少、通期予想引下げもホールドを決めた理由

通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が現地時間の4月24日、第1四半期決算を発表しました。

他銘柄同様、今回の注目はもちろん実績、そして通期予想における新型コロナウイルスの影響。

ということで早速確認。

売上高は前年同期比で1.6%減の316億ドル。

月額料金を支払うプリペイドを除く携帯電話契約者数が6万8000人の減少と減少幅が前年同期(4万4千件の純減)を上回ったのは意外でした。

さらにこちらは想定内ですが、新型コロナウイルス流行によるロックダウン(都市封鎖)で店舗の7割を閉鎖したことで携帯端末の販売が伸び悩んだことも響いています。

そして利益ですが、会計基準ベースでは前年同期の1.22ドルに対して1.00ドルと2ケタ減益となっていますが、特殊要因を除いた調整後ベースでは1.20ドルに対して1.26ドルと5%の増益を達成。

売上こそアナリスト予想に届かなかったものの、調整後の利益ではアナリスト予想の1.22ドルを上回っておりまずまずの決算だったと言えます。

注目の今期予想ですが、売上高予想は前回予想の1桁台前半から半ばの伸び率を撤回。

しかし利益については前回予想の2~4%増から2%減~2%増のレンジになるとして残念ながら下方修正しています。

ただ当方この銘柄を保有し続けるつもりです。

「やっぱりその理由は利益でアナリスト予想を上回ったから?」

いやいや、いつものとおりこちらの数字。

そう、こんな状況下でも真に稼ぐ力を表す営業キャッシュフロー、営業キャッシュフローマージンはなんとしっかりと増加しているから。

もちろんこの先特に第2四半期では新型コロナウイルスの影響はさらに大きくなると思われますので、こちらの数字をしっかり追っていきたいと思っています。

(キャッシュフローのみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ウィニングチケット より:

    おはようございます。

    ベライゾン、安定した事業形態で営業キャッシュフロー
    も抜群の安定感でコロナ渦でも安心して見ていられる銘柄ですね。こんな優良企業でもコロナ渦でバーゲンセールとなってますね。

    私はベライゾンのライバル、AT&T派ですが笑っ
    ベライゾンの方が利益率高くていいな~と思いながら、、
    連続増配歴&高配当に目が眩み、、
    やっぱりAT&Tを毎月ちょっとずつお小遣いで買い増ししてしまいます。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      両方に投資している当方もAT&T派です。
      それにしても配当利回りは正直ですね。財務的により安定しており、より業績の良いベライゾンは人気が高くAT&Tよりも配当利回りが低い。
      ただそれを承知の上であえてリスクを取りに行くのはあり、と思っています。

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