コラム

投資をウォール街(兜町)まかせにした人の末路

先日ある方からこんな愚痴を聞きました。

「ねえねえ、ちょっとこれ見てくれる。」

と差し出されたのは証券会社からの取引報告書と譲渡損益明細のお知らせ。

そこには解約した投資信託の明細が記載されていたのですが、解約に伴い譲渡損が発生していました。

「結局損しちゃった。友達から頼まれたから契約したのにホント嫌になっちゃう。」

と少々おかんむり。

確かに損失が発生しているもののその額は1万数千円。

そこで当方、慰めのつもりで、

「まあ損しちゃったけどこの程度の金額ならあきらめもつくんじゃない?」

と言ったのですがどうやら事はそう単純ではないようでして。

詳しく聞いた内容は以下のとおり。

・今から30年以上前に証券会社に就職した友人からどうしてもとお願いされてある投資信託を購入した。

・その後ほったらかしにしていたところ何年か前に突然その友人から「投資している投資信託が終了(償還)となるので代わりの投資信託に乗り換えをお願いします。」との連絡が来たので言われるがまま今回解約した投資信託に乗り換えた。

・しかしその投資信託も運用成績が芳しくなかったため、止むなく今回解約することにした。

「確かに今回の損は1万数千円なんだけど、実は前の投資信託を解約した時の損が10万位だったの! まったく友達だから信用してたのにほんとひどい目にあったわ!」

とおかんむり。

今回の一連の話を聞いて真っ先に浮かんだ言葉。

「投資は自己責任。」

友達から頼まれたというだけで自分でろくに勉強もしないで言われるがままの商品を買えば、証券会社に都合の良い、つまり証券会社サイドが儲かる商品を買わされる羽目になるのは明らか。

しかし今回のような経緯で投資をし、同じような状況に陥ってしまう方って結構多いのではないでしょうか。

そしてそういう人に限って決して自分には非がないと思っている。

ちなみにですが今回のある方とは我が妻(汗)。

早い段階で当方に相談してくれれば、、、

と悔やんでももはや後の祭り。

「実は投資で損してて、、、」なんて旦那には言い出しずらかったのかもしれません。

その気持ち、妻とはケタ違いの損切りをし奈落に落とされた経験のある投資家兼配偶者としてよーくわかります。

私の投資履歴書⑦-木に登った豚、真っ逆さまに落下 日本株での惨敗さて、日本株と金投資で大成功をおさめた当方、その後もいい加減な投資方針のもと、日本株の買いをどんどんと進めていきます。 しかし所詮...

(投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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