今月6月の投資ですが、投資資金は円換算で25万円弱の予定となっており、現時点では全米に2,000以上の店舗を展開するアメリカ最大のディスカウントストアチェーンの米国銘柄のターゲット(TGT)の買い増しを考えています。
ターゲット(Target Corp)は、店舗やデジタルチャネルを通じて顧客に商品を販売する総合小売業者である。
【事業内容】
ほぼ2000の店舗とTarget.comで顧客にサービスを提供する。
それは、ゲストと呼ばれる顧客に、日常の必需品とファッショナブルで差別化された商品を割引価格で提供する。
店舗の大部分は雑貨や食品の幅広い品揃えを提供する。
その商品カテゴリーには、アパレルとアクセサリー、美容と家庭用品、食品と飲料、硬貨、家庭用家具と装飾が含まれる。
170000平方フィートより大きい店のほとんどは、伝統的なスーパーマーケットに匹敵する様々な雑貨及び食糧項目のフルラインを提供する。
デジタルチャネルでは、店舗内に出店する商品を含む幅広い商品や食品の品揃えに加え、及び第三者が販売する補完品揃えも行う。
そのブランドには、「A New Day」、「Ava&viv」、「Cloud Island」、「Favorite Day」などがある。
(SBI証券より)
直近の業績ですが、現地時間の5月21日に発表された直近2026年第1四半期決算(ターゲットの決算期は1月となっています。)は以下のとおり前年同期比で減収減益(調整後1株利益ベース)。
また注目の今期2026年1月期の通期見通しは、以下のとおり前回見通しの既存店売上高:1%前後の成長、1株利益及び調整後1株利益:8.80ドル~9.80ドルに対し、既存店売上高:1桁台前半の減少、1株利益:8.00ドル~10.00ドル、調整後1株利益:7.00ドル~9.00ドルに下方修正しています。

第1四半期決算・通期見通しを見てもわかるとおり現在この銘柄を取り巻く環境は、5カ月連続の消費者信頼感の低下、1月に多様性、公平性、包摂性(多様な意見や価値観、文化などを受け入れ、社会の一員として共に生きること)計画を縮小したことに対する反応(ボイコット)、そして関税の潜在的な影響に関する不確実性など非常に厳しい。
そんな状況下でなぜこの銘柄を買い増すのか?
ですが、まず下方修正ベースでの予想PERが10.6倍と合理的な価格であること。
そして厳しい状況下にもかかわらず6月12日には上場以来232回目、54年連続増配となる1.8%の増配を発表、この銘柄の株主還元に対する並々ならぬ姿勢を再認識したこと。
さらには配当性向を見ても決して無理をした増配でなかったこと。
もちろん関税を含むトランプ政策如何によっては米国がリセッション入りする可能性、つまりさらなる下方修正の可能性はある。
ただこの銘柄はここ最近の4度のリセッションをすべて増配という形でくぐり抜けて来た。

今回買い増したとしてもこの銘柄が株式資産全体に占める割合はわずか0.6%。
最悪火中の栗を拾う結果に終わったとしても大やけどすることはありません。
(過去のデータを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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