たばこ銘柄のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が現地時間の7月22日に2026年第2四半期決算を発表しました。
まず会計基準ベースの数字は以下のとおり。
売上は前年同期比で10.4%の増収。
これを製品別で見ると紙巻きたばこは数量がトルコ、インドネシア、エジプトなどの市場で成長を記録し1.1%増、無煙たばこは数量が7.5%増となり、さらに値上げや為替(ドル安)によりそれぞれ前年同期比9.5%増、11.7%増となっています。
続いて利益ですが、1株利益は会計基準ベースでは前年同期の1.95ドルに対し1.80ドルと7.7%減となっていますが、これは主にカナダの大手たばこメーカー「ロスマンズ・ベンソン・アンド・ヘッジス社(RBH)への投資に関する減損損失計上(特殊要因)によるものであり、無形資産の償却等を含む特殊要因を除いた調整後1株利益は、値上げ等により前年同期の1.91ドルに対して2.20ドルと15.2%増となっています。
そしてアナリスト予想との比較ですが、売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の今期2026年の調整後1株利益の通期見通しは、8.26ドル~8.41ドル(2025年実績7.54ドルに対して9.5%~11.5%の増益予想)と前回見通しから引き下げていますが、為替の影響を除く調整後1株利益はマクロ経済や地政学的な不確実性が残るものの前回見通しの8.11ドル~8.26ドル(前期比:+7.5%~+9.5%)を維持しています。
この銘柄の素晴らしいところはじり貧の紙巻きたばこに代わり加熱式たばこを含む無煙たばこが順調に成長していることであり、会社が力を入れているオーラルたばこパウチの「ZYN(ジン)」は競合他社との競争や価格面での圧力に直面しているものの、第2四半期累計で売上全体に占める割合は加熱式たばこアイコス(IQOS)の好調な販売等により4割を超えています。
ということで、実績〇、対市場予想〇、通期見通し△=保有継続です。
(たばこ製品の競争激化とニコチンパウチをめぐる規制の不確実性に直面している銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
![]()
にほんブログ村

