6月11日にIBMからの配当を受領しました。
IBMの場合増配タイミングは今回6月支払い時、ということですでに発表のとおり前回の1株当たり1.67ドルからの1セント増配の1.68ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、4月23日に発表した2025年第1四半期決算は、前年同期比で増収(+0.5%)、減益(-4.8% ー 調整後1株利益ベース)
但し、アナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
そして注目の今期2025年の通期見通しですが、前回見通しの売上成長率(為替の影響を除く):少なくとも5%、フリー・キャッシュ・フロー:約135億ドルを維持しています。
この銘柄に限らずやはりこの先気になるのは関税を含むトランプ政策の影響により先行きがどうなるか。
これに関してクリシュナ最高経営責任者(CEO)は、決算発表の電話会議で、まだ時期尚早ではあるものの、消費者の購買パターンに「大きな変化」は見られないと述べています。
また政府支出削減策の影響を若干ながら受けており政府との契約15件が棚上げされたと明らかにしたものの、IBMの米国連邦政府向け事業は年間売上高全体の5%未満であること、そして数十カ国で約20の業界で事業を展開していること、さらにIBMは製造の大部分を米国で行っている点が強みであるとしています。
そして6月10日には世界初となる、現行の量子コンピューターの2万倍の演算能力を発揮することが期待される耐障害性(フォールト・トレラント)を備えた大規模量子コンピューターの開発に着手したことを発表。2029年までに配備する予定となっています。
今回の1セント増配で残念ながら2021年以降連続で四半期ベースで1セント(0.6%)増配を継続中のこの銘柄。

ただIT業界にあって30年連増配中の配当貴族銘柄というある意味異色の存在。
また購入価格ベースでの配当利回りは5%を超えている。
株主還元よりも成長を重視した政策へと完全に移行したこの銘柄ですが、AIや量子コンピューターへの投資等目指す方向性は決して間違っていないと思いますので、(たとえ渋ちん増配でも)増配を続ける限り保有を継続するつもりです。
(将来の成長にフル舵を切っている銘柄への増配目当ての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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