生活用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)が現地時間の7月29日に2026年第4四半期決算を発表しました。(P&Gは6月決算です。)
概要は以下のとおり。
まず売上高は前年同期比2%の増収。
セグメント別に見た売上増減の明細は以下のとおり。
御覧のとおり為替(ドル安)の追い風(+1%)はあったものの、(販売)数量、価格、ミックス(製品構成)は横ばいに終わっています。
次に利益ですが、1株利益(会計基準ベース)は販管費の増加及び売上総利益率の低下により前年同期の1.48ドルに対し1.26ドルと15%減、また特殊要因を除いた調整後1株利益は前年同期の1.48ドルに対し1.43ドルと3%減に終わっています。
そして、アナリスト予想との比較では以下のとおり売上は予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回りました。
最後に注目の2027年の通期見通しですが、売上:1%~3%増、1株利益(潜在株式調整後):1%~5%増、調整後1株利益:0%~3%増としています。また今期は2026年並みの約50億ドルの自社株買いを実施する予定となっています。
尚、見通しにおいては税引後で以下のマイナス影響が反映されています。
・原材料費、エネルギー費、輸送費の上昇により約10億ドル
・純支払利息の増加により1億5,000万ドル
・営業外収益の減少により1億5,000万ドル
・為替レートの変動による悪影響で5,000万ドル
以上、第4四半期は極めて厳しい地政学的・経済的環境により、為替の影響を除けば売上は横ばい、減益に終わったこの銘柄、先行きに不安を残す決算となりましたが、今期2027年は極めて控えめながら増収増益見通しとしたことでとりあえず一安心しているところです。
ということで、実績✕、対市場予想△、通期見通し△ =(でも今後の巻き返しへの期待も含め)保有継続
とします。
(70年連続増配年数を誇るも、トータルリターン(10年)が市場平均を下回っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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