通信大手のAT&T(T)から5月2日に配当を受領しました。
今回の配当ですが、前回同様1株当たり0.2775ドルとなっています。
直近の業績ですが、現地時間の4月23日に発表した2025年第1四半期決算は前年同期比で増収(+2.0%)増益(+6.3% - 特殊要因を除いた調整後1株利益ベース)。
さらに配当の源泉として注目の年間のフリーキャッシュフロー(ディレクTV売却分を除く)は以下のとおり前年同期の28億ドルに対し31億ドルと10.7%増となっています。
そして今期2025年の通期見通しは、以下のとおり前回見通しを維持しています。
この銘柄の明るい話題と言えば、昨年12月3日に公表した自社株買いの再開。
具体的には今後3年間で少なくとも200億ドルを配当金支払いに、200億ドルを自社株買いに充てる計画を発表。
開始のタイミングですが、目標値であるEBITDAに対する純負債の比率が約2.5倍に達した時点ということで、下半期に開始する予定となっていたわけですが、今回予定より早く第2四半期に自社株買いを再開することを明らかにしました。
EBITDAとは
Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。
国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。
その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。
(SMBC日興証券)
尚、今後の配当については、以前の発表で「当社は現在の普通株配当1株当たり年率1.11ドルを維持する予定である。」としており、当面増配予定はないようですが、トランプ関税によって株式市場が大揺れに揺れ、今後の景気後退確率が上昇する中、通期見通しとともに配当の維持は何よりに安心感につながることは確かです。
ということで将来の増配再開に強く期待しつつ保有を継続したい思います。
(配当貴族銘柄から陥落した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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