4月の投資ですが、以前の記事で全米に2,000以上の店舗を展開するアメリカ最大のディスカウントストアチェーンのターゲット(TGT)か、業務委託ソリューションの世界的プロバイダー、オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)かで悩んでいると書きましたが、今回はターゲットを買い増ししました。

ターゲット(Target Corp)は、店舗やデジタルチャネルを通じて顧客に商品を販売する総合小売業者である。
【事業内容】
ほぼ2000の店舗とTarget.comで顧客にサービスを提供する。
それは、ゲストと呼ばれる顧客に、日常の必需品とファッショナブルで差別化された商品を割引価格で提供する。
店舗の大部分は雑貨や食品の幅広い品揃えを提供する。
その商品カテゴリーには、アパレルとアクセサリー、美容と家庭用品、食品と飲料、家庭用家具と装飾が含まれる。
170000平方フィートより大きい店のほとんどは、伝統的なスーパーマーケットに匹敵する様々な雑貨及び食糧項目のフルラインを提供する。
デジタルチャネルでは、店舗内に出店する商品を含む幅広い商品や食品の品揃えに加え、及び第三者が販売する補完品揃えも行う。
そのブランドには、「A New Day」、「Ava&viv」、「Cloud Island」、「Favorite Day」などがある。
(SBI証券より)
買い増しの理由ですが、やはり連続増配年数が50年を超える(53年)配当貴族、いや、配当王銘柄であり、購入時の予想PERが10.5倍と合理的な価格であったことが大きい。
もちろん以前の記事にも書いたとおり、この銘柄の場合米国内からの調達が全商品の約半分にとどまっていることから今後この銘柄がトランプ関税で多大なる影響を受けることは百も承知。
つまり3月4日に公表した第4四半期決算(2025年1月期決算)における以下今期2026年1月期の通期予想、既存店売上高:1%前後の成長、1株利益及び調整後1株利益:8.80ドル~9.80ドルの下方修正は確実。
ただ当方の目論みとしては、5%近い配当利回りでの購入から”配当を維持してくれれば十分”と考えての投資。
今回のトランプ関税発動により、金融市場が「株式・債券・通貨のトリプル安」状態となっているばかりか、今後インフレが進み、雇用も悪化して景気が急速に冷え込むのではないかという懸念が高まっています。
以下はここ最近のリセッションとリセッション期間の表となりますが、つまりこの表に”トランプショック”という名のリセッションが加わる懸念が高まっているということ。

ただターゲットはここに記載の過去4度のリセッションをすべて増配という形でくぐり抜けて来た。
「仮に過去はそうだったとしても今回もそうなるとは限らない。」
と言われてしまえばそれまでですが、トランプ関税発動後恐怖指数は上昇、つまり多くの投資家が恐怖の中にあるわけで「今回ばかりは以前とは違う。」と考えがち。
もちろん当方が楽観的過ぎるのかもしれませんが、結果は神のみぞ知る。
ということで、まずは5月発表の第1四半期決算発表での通期見通しと6月発表予定の増配タイミングでの配当のお知らせに注目しているところです。
(増配年数を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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